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仙台にみそ汁専門店が不定期間借り営業 「具だくさんなみそ汁を主菜として」

「将来的には海外の方にもみそ汁という家庭に根付いた日本文化を知ってもらえるよう、海外展開もできれば」と意気込む篠原さん

「将来的には海外の方にもみそ汁という家庭に根付いた日本文化を知ってもらえるよう、海外展開もできれば」と意気込む篠原さん

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 みそ汁専門店「Cupthy(カプシー)」が3月30日、焼き肉専門店「大人焼肉momo」(仙台市青葉区国分町3)で間借り営業を始めた。

定番みそ汁の「まぐろのすじ肉とごろごろ野菜のあら汁風おみそ汁」

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 店主の篠原陽子さんが「健康や美容にも良いみその栄養価や効果を多くの人に知ってもらい、もっと日常的にみそ汁を食べてもらいたい。みそ汁を具だくさんな主菜として広めたい」との思いから開いた。店名は「Have a cup of miso soup to keep healthy(1杯のみそ汁で健康を維持しよう)」という思いからの造語。店舗面積は40坪、席数は36席。同所で昼の時間帯にボロネーゼ専門店「シカネーゼ」が二毛作営業する店内を利用する。

 大きめのわんに具材をふんだんに入れた「食べるみそ汁」を提供する。みそは「横山味噌醤油(みそしょうゆ)店」(柏木1)の仙台みそを使い、だしは具材やみそに合わせて「北海道産根昆布」「厚削りかつお節皮」「薄削りかつお節」「煮干し」「干しスルメイカ」を組み合わせて取る。具材の野菜は食べ応えがあるように大きくカットして使う。

 定番みそ汁として、マグロのすじ肉と豆腐、ゴボウ、ダイコン、ニンジン、ネギを具材に、北海道産根昆布と薄削りかつお節のだし、仙台みそと白みその合わせみそで作る「まぐろのすじ肉とごろごろ野菜のあら汁風おみそ汁」を提供。野菜は下ゆでしたものに焼き目を付けてうま味を加え、味変用に七味唐辛子とさんしょう、ショウガのすりおろしを添える。そのほか、週替わりみそ汁(以上800円)、不定期でスペシャルみそ汁(900円)を用意。いずれも、甘辛く煮ただしがらを使ったまぜご飯を小さめに握ったおにぎりが2個付く。

 不定期で月8日程度の営業を予定し、4月19日に5回目の営業を行った。これまで主に30~60代が利用し、リピーターも付いているという。篠原さんは「気軽に来店してほしい。より良いお店作りを目指しているので、来店の際には感想などお話を伺えたら」と話す。

 営業時間は11時30分~15時。営業日はインスタグラムで知らせる。

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