仙台港後背地に9月12日、グランドオープンする「三井アウトレットパーク 仙台港」（仙台市宮城野区中野出花、TEL 022-355-8800）で同9日、内覧会が行われた。

「三井アウトレットパーク 仙台港」に設置された高さ50メートルの観覧車

　同施設は、三井不動産（東京都中央区）が総工費約60億円をかけて開発を進めてきた東北最大のファクトリーアウトレット。敷地面積約87,000平方メートル、店舗面積約20,000平方メートルで、総店舗数は120店舗。うち97店舗がアウトレット店で、ファッション、雑貨、キッズ、ファミリー、アウトドア、スポーツなどさまざまなジャンルのブランドが出店する。

　今回が国内アウトレット初出店となるブランドは、「AUSTIN REED」「Fredy & Gloster」「ILLSTORE OUTLET」「KLEIN+」「RYKIEL HOMME」「F.O. FACTORY」「garcia-style factory store」「Inner Island」「LESPACE 靴 de STOCK」「Red shoes tokyo ○|○|」「BRAPPERS」の11店。

　「東北の味めぐり」をテーマとした9店舗の飲食店からなる「フードコート」や、東北の土産・駅弁などを販売する「マーケットストリート」も設けた。敷地内にはランドマークとなる高さ約50メートルの観覧車を設置。利用料金は500円。

　同社は、年間約350万人の来場者、130億～150億円の売り上げを目指す。「カップルや家族全員が自分の好きなブランドを発見できる、『宝探し』のような楽しさを実現するアウトレット。非日常な空間とさまざまなイベントを通して、ショッピングだけではない時間消費をしていただければ」と同社担当者。

　仙台市泉区には今年10月、チェルシー・ジャパン（東京都千代田区）が「仙台泉・プレミアムアウトレット」のオープンを予定しているほか、仙台駅前では「エスパルII」「仙台パルコ」がオープンし、「仙台三越」の増床、「藤崎」の新館出店などの計画も進む。そうした影響について、同社では、「『仙台』という街全体が魅力を増し、利用者の来仙頻度も高まるのでは」と、前向きにとらえている。

　営業時間は10時～20時（飲食店は10時～21時）。