ラブソングにちなんだ「半分花まんじゅう」話題に-仙台の老舗和菓子店

エンドー餅店で6月1日から販売している「半分花まんじゅう」

エンドー餅店で6月1日から販売している「半分花まんじゅう」

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 仙台市青葉区のエンドー餅店(仙台市青葉区宮町4、TEL 022-223-9512)が6月から販売を始めた、ラブソングにちなんだ「半分花まんじゅう」が話題を集めている。

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 商品のモチーフとなったのは、ロックバンド・音速ラインの9枚目のシングル曲「半分花」。同曲は仙台のFMラジオ局「Date fm」(エフエム仙台)の25周年記念ソングとして作られたもので、仙台で青春時代を過ごしたボーカル兼ギターの藤井敬之さんが仙台の街並みを思い起こしながら制作。「2つ合わせて1つの花になる」というハワイの「ナウパカ」伝説を題材に、「すべての恋をしている人たちに送りたい」という気持ちを込めて作ったという。

 同店は仙台名物「づんだもち」などを販売する創業60年の老舗和菓子店。3代目の遠藤雅洋さんがラジオから流れてきた同曲を聴き、「仙台の情緒ある街並みや風景が思い浮かび、青春時代を思い出した」ことに感動。「ぜひこの曲をモチーフにした和菓子を作りたい」との思いから同バンドの事務所に自ら交渉し、商品化にこぎ着けた。話を聞いた音速ラインの2人は、「まさか自分たちの曲がまんじゅうになるとは」と驚いたという。

 まんじゅうは皮が紅と白の半分に分かれ、中にはそれぞれこし餡とつぶ餡が入っている。皮の中央には、遠藤さんがデザインしたナウパカの花の焼き印も。合成保存料などは使用せず無添加で、「卵アレルギーの方のために」(同店)山芋を使用。価格は1個200円。すべて手作りで1日20~30個の限定販売となるが、「予約注文は可能なので、2日くらい前までにご連絡いただければ用意できる」と同店。

 商品は県内のメディアで取り上げられ話題となり、「平日にはご年配の方、土日には若い方が買いに来る。最近では電話での問い合わせや結婚式の引き出物としての引き合いもある」(遠藤さん)という。同商品を食べた音速ラインの2人は「一度に2つの食感を味わえてとてもおいしかった。こういう形でコラボレーションできてうれしい」と喜び、遠藤さんは「仙台にライブでいらっしゃった際、メンバーに直接お渡ししたい」と話している。

 営業時間は7時30分~18時30分。木曜定休。

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