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仙台駅前に小中学生向け体験型学習施設-カタールの復興助成金受け新設

「仙台子ども体験プラザ Elem」施設内。「萩の月」の菓匠三全などの店舗を模したブースが並ぶ

「仙台子ども体験プラザ Elem」施設内。「萩の月」の菓匠三全などの店舗を模したブースが並ぶ

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 仙台駅前の複合ビル「アエル」(仙台市青葉区中央1)8階に8月19日、仙台市内の小中学生を対象にした体験型学習施設「仙台子ども体験プラザ Elem(エリム)」がオープンした。

「MJQウェディング」のブース内

 カタール国が2012年に設立した東日本大震災の被災地復興支援プロジェクト「カタールフレンド基金」の助成により整備された同施設。仙台市教育局学校教育部・学びの連携推進室が運営し、県内外の22企業が協力する。

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 市内の小中学生が学校の授業で利用する施設で、一般開放は行わない。本年度は小学校41校・中学校12校が利用する予定で、2016年度には市内全小中学校の利用を想定する。

 延床面積925.254平方メートルの施設内に、市役所・病院・証券会社・銀行・新聞社・運輸業・飲食店など、協賛企業などの店舗や事業所を模したブースからなる「街」を再現。小学校5・6年生を対象とした「スチューデントシティ」と中学生を対象とした「ファイナンスパーク」で構成する。

 「スチューデントシティ」では店舗や事業所で働く体験や消費者としての活動を通して、社会と自分との関わり、経済の仕組み、お金・仕事とは何かなどを学ぶ。「ファイナンスパーク」では家族構成や収入など与えられた条件の中で、さまざまな商品やサービスの購入・契約などを体験し、情報を適切に活用する力や生活設計能力などを育成する。学校での事前・事後学習を含み、全授業時間は12~15時間となる。

 19日に行われたセレモニーで、奥山恵美子仙台市長は「(震災から)3年5カ月がたち、社会インフラの再建などが一定の落ち着きを見たこの時点にこの施設がオープンするということは、復興の次へのステップへ踏み出していく象徴的なプロジェクトの始動ではないかと受け止めている。さまざまな子どもたちの笑顔が輝き、学びが展開されることを心から期待している」と話した。