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仙台の商店街でアートイベント-来年からの継続開催に向けプレ実施

「ばんぶらぁぁとふぇすた」の出展作品。「仙台七夕まつり」で出た廃材を再利用した

「ばんぶらぁぁとふぇすた」の出展作品。「仙台七夕まつり」で出た廃材を再利用した

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 仙台のぶらんど~む一番町商店街で10月29日・30日、ものづくりコンペ「ばんぶらぁぁとふぇすた」のプレイベントが行われた。

廃材を使った籠と造花のオブジェ

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 「ばんぶらぁぁとふぇすた」は、2012年から毎年開催を予定するアートイベント。学生を中心とする若者に「実用性・アート性の両方を兼ね備え、将来的な新しい仙台土産を見据えた手作りの作品」をコンペ形式で提案してもらう。実行委員長の菅原隆行さんは「新たな作り手となってこれからの宮城を支えていく若い世代の人たちと共に商店街を活性化していきたい」と話す。

 今回はプレイベントとしてコンペは行わず、展示・販売・ワークショップを実施。参加したのは、仙台コミュニケーションアート専門学校、仙台情報ビジネス専門学校、ドレメファッション芸術専門学校の学生や地元のクリエーター、団体。「再生の提案」をテーマに、「仙台七夕まつり」の七夕飾りの廃材を利用した衣服、ランプシェード、スマートフォンケース、ストラップ、風車、楽器、ドールハウス、うちわ、フォトフレーム、リースなどの作品を出展した。

 仙台情報ビジネス専門学校フラワー科では、七夕飾りのくす玉に使われていた竹籠と造花でオブジェを制作。宮城・岩手・福島各県のシンボルカラーと各県に向けた花言葉をイメージし、「植物が生長していく姿をデザインし、復興の思いを込めて『再生』と『絆』を表現した」という。

 菅原さんは「七夕飾りとはまた違った美しい姿に生まれ変わったのを見て、若い世代の感性の素晴らしさを実感した。来年からの本イベントはコンペ形式になるので、より力の入ったものが出品されると思う。ぜひ楽しみにしていただければ」と話す。

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