公益社団法人3.11メモリアルネットワーク(代表理事:武田 真一)は、2026年12月3日(木)13:00〜16:00、「3.11メモリアルネットワーク基金 2026年度報告会・2027年度説明会 〜伝承の輪、支えあいの輪を未来へ〜」を、仙台市市民活動サポートセンター(仙台市青葉区)とオンライン(Zoom)のハイブリッドで開催します。

3.11メモリアルネットワーク基金 2026年度報告会・2027年度説明会
「3.11メモリアルネットワーク基金」2026年度報告会・2027年度説明会リンク
東日本大震災の伝承は「東北のため」にとどまらず、日本全体の防災・減災、そして企業のBCP(事業継続計画)や人的資本経営にもつながるものです。本会では、伝承の現場の最新調査、岩手・宮城・福島の3団体による実践報告、そして「震災伝承を通してBCPの考え方を変えた企業」を交えたパネルトークをお届けします。企業経営者・役員、CSR・人事、防災・BCPをご担当の皆さまのご参加をお待ちしています。
1. 防災・BCPご担当の方へ ― 伝承をきっかけに「命を守る組織」へ変わった企業の実例
第3部のパネルトークでは、株式会社村尾技建 専務取締役の手塚裕樹氏が登壇。被災地での伝承講話やフィールドワークを受講したことで、自社のBCPや「命を守る」組織風土・防災意識がどう変わったのかを、企業の立場から語ります。マニュアルだけでは届かない「備えの実感」を、自社に持ち帰るヒントが得られます。
2. 経営者・役員、CSVご担当の方へ ― 寄附企業の声と、全国へ広がる新たな仕組み
第4部では、特別協賛・寄附企業である株式会社アイ工務店様から、なぜ震災伝承に関わるのか、社会貢献・CSR、社員への想いをご発言いただきます。また、株式会社良品計画様から「全国の伝承活動を支える新たな仕組みづくりに向けて」をご紹介いただきます。企業が伝承に関わる具体的なかたちを知る機会です。
3. 人事ご担当の方へ ― 「東北のため」から「日本全体の備え・人的資本」へ
パネルトークでは、被災地の外にある企業や市民が震災伝承に関わることが、なぜ自社・自地域の安全や人的資本経営に還元されるのかを、企業・地域の財団・ソーシャルセクターという異なる視点から議論します。社員の防災意識や学びの場づくりを考えるきっかけにもなります。
+ 終了後は交流・名刺交換タイム(16:00〜16:20、会場のみ)
東北の伝承団体、企業、自治体、専門家、ソーシャルセクターの関係者が一横のつながりをつくる場です。
東日本大震災の発災から15年。当法人が実施した「東日本大震災伝承活動調査」では、岩手・宮城・福島の伝承施設・団体への訪問者数が2024年・2025年と2年連続で減少し、伝承団体の87%が「活動継続に強い不安」を抱えている実態が明らかになりました。資金難や人手不足から、活動の縮小や解散を余儀なくされる草の根の団体も出てきています。
一方で、震災を体験していない世代への防災教育の重要性はますます高まっています。現場では、当事者による語り継ぎ、絵本やアートによる表現、まだ語られていない経験の聞き書きなど、多様な工夫が重ねられています。しかし復興財源の収束に伴い、未来の命を救う教訓を伝え続ける体制は、いま大きな岐路に立っています。
「3.11メモリアルネットワーク基金」は、民間の伝承活動を企業・市民の寄附でつなぐ仕組みとして、2017年に公募を開始しました。これまでに累計86,637,553円の寄附をお寄せいただき、累計67,395,738円を各地の伝承団体の活動に助成してきました。
しかし現在、基金残高は残り3年分を切る状況にあり、助成をできる限り長く続けるため、今年度より助成上限を1,000万円から700万円に引き下げて運用しています。本会は、これまでの成果と感謝をお伝えするとともに、企業・市民の皆さまと、伝承を未来へつなぐ「共助の循環」をともに考える場です。
13:00 開会挨拶|公益社団法人3.11メモリアルネットワーク 代表理事 武田 真一
13:10 第1部 調査結果報告「伝承活動の現状と基金の成果」
13:40 第2部 2026年度採択団体 成果報告(3団体)
14:35 第3部 パネルトーク「伝承が生み出す、人の変化、社会の変化。」
15:30 第4部 寄附企業コメント|株式会社アイ工務店 様
15:40 閉会
15:45 2027年度 基金公募説明|「全国の伝承活動を支える新たな仕組みづくりに向けて」株式会社良品計画 様/3.11メモリアルネットワーク2027年度基金公募について 基金事務局
16:00〜16:20 交流・名刺交換タイム(会場のみ)
第1部 調査結果報告(13:10〜13:40)
3.11メモリアルネットワーク基金助成の過去採択団体を対象に、基金助成による成果等を初めて調査した結果を報告します。
第2部 採択団体 成果報告(13:40〜14:25)
岩手・宮城・福島の3県で伝承に取り組む3団体が、それぞれの実践を共有します。
・ 【岩手県】次世代へつなぐ地域防災リーダーの育成|
吉田 隆介 氏(一般社団法人トナリノ 理事・事務局長)
・【宮城県】事前学習×震災遺構の防災学習プログラム
渡邉 修次 氏(やまもと語りべの会 会長)
・ 【福島県】原発事故の記憶と遺構をめぐる対話
義岡 翼 氏(一般社団法人大熊未来塾 事務局)
第3部 パネルトーク(14:35〜15:30)
「伝承が生み出す、人の変化、社会の変化。― 発災15年目に問う、民間資金が担い手を支える意義と、命を守る力の循環」 震災伝承を通してBCPの考え方を変えた企業、東北の民間助成を担う財団、資金の質にこだわるフィランソロピーの専門家が、寄附と助成の循環のなかで、伝承が人・組織・社会にもたらす変化を語り合います。
・手塚 裕樹 氏(株式会社村尾技建 専務取締役):
伝承の受講を通じたBCP・組織風土の変化と、企業が伝承に関わる価値
・ 白川 由利枝 氏(公益財団法人地域創造基金さなぶり 理事長):
震災後の民間資金の流れの変化と、公的資金と民間助成の構造的な違い
・井川 定一 氏(Stanford Social Innovation Review Japan 副編集長):
市民社会のエンドゲーム、ストーリーがもたらす変化、寄附と助成の循環が生む社会的価値
・ 中川 政治(3.11メモリアルネットワーク基金事務局)
・ モデレーター:三浦 隆一(3.11メモリアルネットワーク基金事務局)
※プログラムは都合により変更となる場合があります。
名称:3.11メモリアルネットワーク基金 2026年度報告会・2027年度説明会
〜伝承の輪、支えあいの輪を未来へ〜
日時:2026年12月3日(木)13:00〜16:00(終了後16:20まで交流・名刺交換タイム)
会場:仙台市市民活動サポートセンター セミナーホール(仙台市青葉区一番町4-1-3)
オンラインZoomにて同時配信(お申込み後にURLをご案内します)
参加費: 無料(要事前申込)
申込締切: 2026年12月2日(水)
対象:企業経営者・役員、CSV・人事担当、防災・BCP担当、個人寄附者、伝承団体・NPO関係者、自治体職員、防災・教育・ソーシャルセクター関係者、メディア関係者
主催: 公益社団法人3.11メモリアルネットワーク
お申込み:
WEBフォームよりお申し込みください(締切:2026年12月2日(水))。
オンライン参加の方には、お申込み後にZoomのURLをご案内します。