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岩沼市のマスコットキャラ「岩沼係長」がSNS開始 レトルトカレー商品化も

SNSをチェックする岩沼係長

SNSをチェックする岩沼係長

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 宮城県岩沼市の公式マスコットキャラクター「岩沼係長」が3月15日、ツイッターとインスタグラムを始めた。

自身がデザインされたカレーをアピールする岩沼係長

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 市の魅力発信を目的に昨年4月22日に誕生した岩沼係長は七三分けに眼鏡、作業服と安全靴がトレードマークで、岩沼市内の工業団地にある企業に勤務しているサラリーマン、という設定。趣味は寺社仏閣巡りで、好物は白菜鍋と豚カツ。座右の銘は「一念岩をも通す」。

 昨年8月には「市のPRとイメージアップ活動を積極的に進めてほしい」と「岩沼市特命係長」に任命された。以来、県内外のイベントに参加し、「地道に、コツコツ」をモットーに同市の魅力をアピールしている。市民経済部商工観光課の担当者は「ゆるキャラらしからぬ風貌とユニークなキャラクター設定もあって、知名度・好感度とも少しずつ向上してきた」と話す。

 市の観光情報をさらに広く発信していくことを目的に今回、SNSアカウントを開設。イベント出張情報やキャラクターグッズの販売情報などをはじめ、観光・物産振興に関する情報などを写真や動画も交えながら紹介していくという。岩沼係長は「指が太いので時々ミスタッチしてしまうかもしれないし、顔も大きいので自撮りも苦手。しかし地道にコツコツと発信していきたいと考えているので、多くの皆さまにご覧いただければ」と控えめにアピールする。

 3月28日には、地元企業の「にしきや」(岩沼市)がレトルトカレー「岩沼係長カレー」を発売。パッケージに岩沼係長をデザインしたもので、同社人気商品の中から選んだ一品を季節ごとに展開する。第1弾「岩沼係長カレー【春】じゃが豚カレー」は豚肉とゴロッとしたジャガイモを煮込んだ家庭的な味わいのカレーで、辛さは控えめ。価格は450円で、収益金の一部は同市が取り組む「千年希望の丘」プロジェクトに寄付される。現在は「にしきや本店」(岩沼市)と同社オンラインショップで販売。6月には第2弾の発売を予定する。

 岩沼係長は「私みたいなものがこんな大役を仰せつかり大変恐縮。味はお墨付きなので、ぜひご賞味いただければ。この商品を通して岩沼のPRにもつながればうれしい」と生真面目に話す。

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