仙台市科学館の「昆虫展」が人気に-23日間で3万7千人を記録

子どもたちに一番人気の「ふれあい体験コーナー」。巨大ケージの中に入ってカブトムシやクワガタに直接触れることができる

子どもたちに一番人気の「ふれあい体験コーナー」。巨大ケージの中に入ってカブトムシやクワガタに直接触れることができる

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 仙台市科学館(仙台市青葉区台原森林公園、TEL 022-276-2201)特別展示室で開催中の夏休み特別展「~エッ!ホント!?確かめようムシの世界~昆虫ワクワク探検館」が子どもたちに人気だ。

巨大な昆虫ロボットの前で立ちつくす女の子

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 昆虫の形態や生態の多様性・機能性を紹介し、「不思議さや驚きを体験しながら楽しく学ぶ」ことを狙いに企画された同展。会場には、市街地や水辺・草原・森林に生息する昆虫を展示する「昆虫のくらし」や、「オオゴマダラ」「ツマムラサキマダラ」など南方のチョウを集めた「チョウの楽園」、「ニホンミツバチ」の様子を観察できる「ハチコーナー」、昆虫の体の仕組みを顕微鏡で観察できる「昆虫のからだのつくり」など、9コーナーを設置。

 生きた昆虫のほかにも、壁一面にはさまざまな昆虫の標本を展示。また、チョウやハチの全身・頭部の拡大模型や、実物の100倍となる約5メートルの巨大ロボット「ミツバチを襲うキイロスズメバチ」「羽を広げてジャンプするバッタ」もお目見えしている。

 中でも子どもたちの一番人気は、巨大ケージの中で約700匹のカブトムシやクワガタに直接触れて観察できる「ふれあい体験コーナー」。初めてカブトムシに手で触わったという女子児童は「怖くなかった。ムシキングみたいに飛んでいるのもいて面白かった」と興奮した様子。児童の母親は「山へ虫取りに行ってもこんなにたくさん見られることはないので、いい機会になった」と話した。

 7月19日の開催初日から23日間で、子ども連れ家族を中心に約3万7千人(幼児含む)が来場。同展の担当者は「子どもたちだけでなく、大人の方にも楽しんでいただけているようだ」と話し、「身近にある自然やそこで生活する昆虫たちを意識することで、注意深く観察して何かを発見することの面白さを感じてもらえれば」と期待を寄せる。

 開催時間は9時~16時45分(入場は16時まで)。入場料は800円(高校生=600円、小・中学生=300円)。25日まで。

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