夏休みで「かぶと虫の森」にぎわう-千坪の敷地にカブトムシやクワガタ

「かぶと虫の森」で見つけたカブトムシ

「かぶと虫の森」で見つけたカブトムシ

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 仙台市青葉区に6月にオープンした「かぶと虫の森」(仙台市青葉区芋沢権現森山、TEL 022-278-2313)が、夏休みを迎えた子どもたちでにぎわいをみせている。

「かぶと虫の森」施設内のクヌギに集まるカブトムシ

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 同施設を経営するのは造園業を営む三興商事。以前から敷地内の林でカブトムシを捕り、知り合いの家族にあげては喜ばれていたという同社の縄田昭社長が「近年のアニメやゲームの影響でカブトムシに興味を持つ子どもがまた増えてきたが、実際に手にとって触る機会は減っている。自然の林に入って自然の虫たちに触れることのできる場所を提供したい」という思いから、同社敷地内に「かぶと虫の森」をオープンした。敷地面積は約1,000坪。

 利用料金は1組(1家族)=1,000円で、時間は無制限。「隠れているものを見つける宝探しのような感覚を味わってほしい」との思いからルートは特定せず、敷地内であればどの場所でも採集が可能。施設内で捕獲できる虫はカブトムシやクワガタで、暑い日にはタマムシも。

 捕獲のポイントは、「昼は木の根元などのくぼみに固まっていることがあり、夜は樹液を吸いに来るので、大きな木が狙い目」(同施設)。1組平均で約5匹、多くて20~30匹を捕まえる人もいるという。捕まえられなかった人には土産用のカブトムシを1匹プレゼントしているが、「できれば直接見つける喜びを体験してほしい。あきらめずにじっくり探してもらえれば必ず見つかるはず」と縄田さん。

 メーンターゲットは家族連れで、休日になると1日に約60組が来場。リピーターや遠方からの客も多く、「お子さんよりも一緒に来たお父さんが童心に戻って真剣に採取している」という。同施設ではほかにもバーベキューや釣り、レンタルバギーなどを提供。縄田さんは「自然にあまり触れたことのないお子さんでも安心して歩ける林なので、屋外での遊びをのびのびと満喫してほしい。手ぶらで来ていただいてオーケーだが、虫除けスプレーだけ用意してもらえれば」と話している。

 営業時間は10時~17時(月曜~金曜)、5時~19時(土曜、日曜、祝日)。雨天休み。8月末日まで。

施設内のクヌギに集まるカブトムシ(関連画像)写美で「昆虫4億年の旅」展-20年以上とらえ続けた「昆虫」の記録(シブヤ経済新聞)浜松町で昆虫・爬虫類の展示即売会-100万円超の珍虫も(新橋経済新聞)子どもにカブトムシの幼虫300匹-カブトムシおじさんが育て方伝授(品川経済新聞)那覇・国際通りに初の「甲虫専門店」-カブトムシ・クワガタ千頭以上扱う(那覇経済新聞)

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