開店準備中の仮囲いにライブペイント-仙台の商業施設「セルバ」

利用客が見物する中、仮囲いにペイントをする佐藤さん。17日、仙台市泉区の「セルバ」で

利用客が見物する中、仮囲いにペイントをする佐藤さん。17日、仙台市泉区の「セルバ」で

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 仙台市の商業施設「セルバ」(仙台市泉区泉中央1)で2月15日~17日、ミューラル(壁画)ペインター・佐藤健史さんによるライブイベントが開催された。

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 佐藤さんは1977年宮城県生まれ。19歳で単身渡米して壁画技術を学び、帰国後、アミューズメント施設やテーマパークを中心に全国で活動。仙台市内の飲食店などでも内装のペイントを手がける。

 同イベントは、新店舗のオープン準備に伴い設置される仮囲いに、佐藤さんが店舗のイメージをペイントするもの。企画の意図について同施設の吉田久美子さんは「店舗改装中は店内に仕切りができて、お客様に威圧感を与えてしまう。それを無くすような、また、どんなお店ができるのかとお客様の期待や楽しみがわくような企画にしたかった」と話す。

 ペイント中は買い物客が足を止めて作業の様子を見物する姿が見られるなど、「お客様からの反応は好評」(担当者)。佐藤さんは「回数を重ねるたびにお客さんとの距離が縮まり、話しかけられることも多くなった」と話し、描いてみたいという見物客には実際に描かせてあげることもあったという。「普段は壁に囲まれた場所での孤独な作業なので、こうやってお客さんに見られながら描くことは、心地良いプレッシャーがある」と佐藤さん。

 3日間で描かれた作品は2月下旬からの店舗オープンに伴い壊されてしまうが、佐藤さんは「もったいないという声も多いようだが、期間限定でしか見られないところがいいのだと思う」と話す。

仙台「セルバ」に砂でできたクリスマスツリー、地元の作家とコラボ(仙台経済新聞)ガラスにプリントゴッコで作品を描くライブパフォーマンス(仙台経済新聞)黒田征太郎さんがライブペインティング-盛岡の国際交流イベントで(盛岡経済新聞)セルバRockwell's(佐藤健史さんのサイト)

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