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宮城・名取に復興事業従事者向け中長期滞在型ホテル-コンテナを利用

「バリュー・ザ・ホテル」外観。コンテナ製造世界最大手の中国CIMCとの共同開発で内装まで仕上げた

「バリュー・ザ・ホテル」外観。コンテナ製造世界最大手の中国CIMCとの共同開発で内装まで仕上げた

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 宮城県名取市に復興事業従事者やボランティア向けの中長期滞在型宿泊施設「バリュー・ザ・ホテル」名取(名取市、TEL 022-383-8567)がオープンして1カ月半がたった。

宿泊棟の客室

 不動産開発やホテル事業を手掛ける価値開発(東京都千代田区)グループによる復興支援プロジェクトの1号店として10月1日に開業。「ビジネスホテルの既成概念にとらわれず、快適な睡眠、栄養バランスを考慮したおいしい食事など、必要な機能を凝縮させた新しいモデルの提案」と同社。来年2月に石巻と福島県・広野、4月に三本木、6月に矢本への開業を予定する。

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 1号店の出店場所には「仙台市内に近く、バイパス沿線で被災地へのアクセスがいい」ことから県内の基幹道路・国道4号線沿いを選んだ。敷地面積は5391平方メートル、延べ床面積は3084平方メートル。鉄骨造・地上2階建てで、コンテナを利用しているのが特徴。工期を大幅に短縮するためモジュール工法を採用し、着工から4カ月で完成した。

 館内は客室からなる宿泊棟と、レストラン・ミーティングスペース・リラクセーションコーナーなどの共用設備を設けた管理棟(共用棟)で構成。客室は全てシングルタイプで、客室面積は11.8平方メートル。全314室。3点式ユニットバス・冷蔵庫・テレビ・ドライヤー・目覚まし時計・無線LANなどを完備。「長期間滞在宿泊者が快適にお泊まりいただけるよう、ベッド下収納スペースを確保。部屋のライトもシーリングライトで明るく調光できる」という。

 メーンターゲットは、震災復興の工事関係者や近隣企業のビジネスマン。オープン後は建築関係、ハウスメーカー、ボランティアのほか、高校生・大学生などの部活動の選手も利用。同ホテル担当者は「地元から雇用を創出し、地元企業の活性化に寄与し、地域への流動人口や経済効果をもたらすことができれば」と期待を寄せる。

 料金は宿泊日やプラン、滞在日数、食事・アメニティーの有無などにより異なる。