桜の開花とともに楽天ホーム開幕戦-マー君、完封で開幕4連勝

7回のラッキーチャンスで球場の夜空に舞う赤風船。この回2点を追加して試合を決めた

7回のラッキーチャンスで球場の夜空に舞う赤風船。この回2点を追加して試合を決めた

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 仙台管区気象台が桜の開花を宣言した4月7日、クリネックススタジアム宮城(仙台市宮城野区榴岡1)で東北楽天ゴールデンイーグルスのホーム開幕戦が行われた。

ヒーローインタビューを受けるマー君

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 球団創設5年目の節目の年に、まずはクライマックスシリーズ進出を狙う同球団。札幌ドームで開幕3連勝を飾り、ホームで迎えた対福岡ソフトバンクホークス初戦のマウンドを「マー君」こと田中将大投手に託した。

 この日の観客数は17,281人。試合は2回、楽天が横川史学外野手のタイムリーで先制。3回には中村紀洋内野手、山崎武司外野手の連続タイムリーで3点を追加、7回にも敵失策などで加点し、リードを大きく広げた。田中投手も序盤から制球良く、力強いストレートとキレのある変化球でホークス打線に付け入るすきを与えず、4安打9奪三振の完璧な内容で今季初勝利を完封で飾った。楽天イーグルスは球団初の開幕4連勝。

 ヒーローインタビューのお立ち台に上がったのは、田中投手と中村紀選手。田中投手は「監督は(開幕)4連勝したことがなかったと聞いていたので、何とか僕が4連勝を決めようという気持ちで投げました」と話し、今季の目標について、「チームは当然、優勝ですけど、そのために貢献できるように投げ続けたい」と意気込んだ。中村選手は「勝つために仙台に来ました。皆さんと(力を合わせて)野村監督を胴上げしましょう!」と力強くコメント。スタンドからは大きな拍手と歓声が上がった。

 試合後、「また勝った~」と鼻歌交じりで会見に現れた野村克也監督。「春の珍事か?いや、違うよな。実力だ」と話し、田中投手から手渡されたウイニングボールを見せながら「いただきました!マー君のピッチングに酔っていたよ。酔っ払っちゃった」と笑顔で田中投手を褒めたたえた。

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