映画「重力ピエロ」-仙台で試写会、鈴木京香さんら舞台あいさつ

試写会後の舞台あいさつに登場した(写真左から)森淳一監督、小日向文世さん、岡田将生さん、加瀬亮さん、鈴木京香さん、守屋圭一郎プロデューサー、荒木美也子プロデューサー

試写会後の舞台あいさつに登場した(写真左から)森淳一監督、小日向文世さん、岡田将生さん、加瀬亮さん、鈴木京香さん、守屋圭一郎プロデューサー、荒木美也子プロデューサー

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 宮城・仙台ロケで製作された映画「重力ピエロ」の完成披露試写会が12月22日、東北大学「川内萩ホール」(仙台市青葉区川内)で開かれた。

主演の加瀬亮さんと岡田将生さん

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 仙台在住の作家・伊坂幸太郎さんの同名ミステリー小説を森淳一監督が映画化した同作。今年3月、冬季閉鎖中の蔵王エコーライン(刈田郡蔵王町)でクランクインし、約2カ月半にわたって県内各地でロケを実施。6月にクランクアップし、完成後初となる試写会を迎えた。

 試写会には、制作関係者やエキストラ出演者、一般招待客のほか、旅行会社が企画したツアーの参加者ら計約1,100人が参加。上映後には舞台あいさつが行われ、森監督と出演者の加瀬亮さん、岡田将生さん、小日向文世さん、鈴木京香さんらが登場。満席の会場から大きな拍手と歓声が上がった。

 この日は記者会見も行われ、映画について鈴木さんが「2人(の子ども)が成長していくところをずっと見ていたいと切に思うほど、家族のきずなを美しく描いた作品」と紹介。小日向さんは「京香さんの旦那を演じさせていただくことができて幸せ。もっと長く子どものことを話していたいと思えるぐらい、いい夫婦を演じられた」と振り返った。鈴木さんが「子どもたちにしっかり愛情をかけて育ててくれて、本当に素晴らしいお父さん」と話すと、小日向さんが「僕のことを言われているみたいで勘違いしちゃいそう(笑)」と応える場面も。

 ロケ地となった仙台・宮城については、「台本からイメージする通りのものがすべてあった。それは映画をより良いものにするためにはとても重要なことで、奇跡的だと思っている。仙台でなければ成立しなかったかもしれない」と森監督。加瀬さんは「どこにでもあるようでない、東京に似ているようで違うということが、自分にとってフィクションを演じる上で役立った」といい、「東北の人は遠くから見守ってくれるようなところがあるのか、静かな環境の中で集中して撮影できたことも良かった」とも。

 宮城県出身の鈴木さんは「自分の故郷なのに、まるでこの映画のためだけにある街のように見えて驚いた。街がいつもよりかわいらしい、やさしい感じに映っているような気がして、それが仙台出身の方や地元に住んでいらっしゃる方にとってうれしい喜び、新しい発見になるのでは」と期待を寄せた。

 同作品は来年4月25日に県内で先行公開され、5月23日から全国ロードショー予定。

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