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仙台都心循環バス「チョコット」にEV導入 「でんきタイプ」のポケモンが目印

運行初日、初便の見送りに駆け付けたラプラス。後ろに写っているのが「ラプラスとでんき・みずタイプのポケモンたち」車両

運行初日、初便の見送りに駆け付けたラプラス。後ろに写っているのが「ラプラスとでんき・みずタイプのポケモンたち」車両

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 仙台市内の一般路線バスでは初めてとなるEV(電気自動車)バスが3月21日、宮城交通(仙台市泉区)が運行する仙台都心循環バス、愛称「まちのり『チョコット』withラプラス」に導入された。

「ラプラスとでんき・みずタイプのポケモンたち」デザインの車両

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 EVは、搭載したリチウムイオン電池に充電した電気によって回転するモーターの力で走行する。走行時に二酸化炭素を出さず、エンジン音はなく振動が少ないのが特長。同社では環境経営の取り組みの一環として、「まちのり『チョコット』withラプラス」の車両2台を小型EVバスに切り替えた。

 同社によると、2時間の充電で約230キロ走行でき、エネルギーコストは通常のディーゼルバスの半分程度。各座席にはUSBポートを設置し、災害時は非常用電源として約8世帯の1日分の電力を供給できるという。

 新たに導入した2台には、それぞれ「ラプラスとでんき・みずタイプのポケモンたち」「ラプラスとでんき・こおりタイプのポケモンたち」のラッピングデザインを施す。「ラプラスとでんき・みずタイプのポケモンたち」デザインの車両には、屋根に太陽光パネルを設置。自家発電した電力で運賃箱や車内灯、運賃表示器などの電力を賄う。

 同社広報担当者は「見た人がワクワクする、電気のイメージを感じるデザインで、車内にもラッピングしたことで、見ても乗っても楽しいバスに仕上がっている。この特別なバスを利用して、仙台の街歩きを楽しんでもらえれば」と呼びかける。

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