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チューブを使って音と光のインスタレーション−メディアテーク
せんだいメディアテーク(仙台市青葉区春日町)で公開されているインスタレーション「Infinite&Loop」が4月23日で終了する。
作品は、同館の一部改装に伴って行われたトークセッションとワークショップの連携企画「共有と連携のデザイン」の成果物として制作されたもの。制作に携わったのは県内で活動する4人のクリエーターで、ディレクション=鹿野護さん、空間デザイン=浜田真輔さん、音響デザイン=瀬川雄太さん、グラフィックデザイン=古川哲哉さん。
展示の主目的は、改装によって開放された同チューブへの人の流れを生み出すこと。鹿野さんによると、今回のプロジェクトでは「これまで各フロアで完結しがちだった『閉じたループ構造』を、各フロアの連携と新たな空間の共有による『ダイナミックなスパイラル構造』へ変える」ことをコンセプトとした。
同館の構造上の特徴でもある「チューブ」内を展示空間とし、1階から7階まで連なるらせん階段の中央に高さ約30メートルのフレームを設置。その周囲に透明なビニールチューブをスパイラル状に巻き付け、揺らぎのある照明を中に入れて巨大な発光モニュメントを作り上げた。チューブの皮膜による効果で、光はらせん状ないし∞(=インフィニティ)の形に浮かび上がる。
チューブ内には8個のスピーカーを設置し、それぞれ異なった音のループを再生。その波形の違いや反響によって音のずれを生み出し、「建物自体が放つざわめきや呼吸音のような」音の広がりを表現した。利用者が階段を歩くことで、「音が無限のグラデーションを持ちながら調和していることが体感できる」という。
モニュメントを設計した浜田さんは「人の動きによって無限のスパイラルが生まれ、そのたび変化する光がメディアテークを飾っていくことを狙った」と話す。実際には、「周囲のガラスに反射して、条件によっては前後左右から数十の光が見える場所もあり、想像以上のものになった」と振り返る。
展示は4月6日で終了予定だったが、利用者の好評を受けて公開を延長。24日の休館日に撤去された後は分解されて同館や市内のアートイベント、展示などで利用されるという。
鍾乳洞を現代アートで表現−写真・映像・音で空間インスタレーション(盛岡経済新聞)在仙デザイナーの「へこみに座る本棚」−銀座ハンズで展示(仙台経済新聞)仙台のクリエーターを発掘するウェブサイト「-logue」公開(仙台経済新聞)共有と連携のデザインせんだいメディアテーク(2008-04-21)
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