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仙台・国分町にジビエ料理「炉とマタギ」 シカやイノシシの肉を炉端焼きで

「マタギがヨーロッパに渡り、西洋文化を取り入れて出した店」をイメージ。シカの角をモチーフにしたシャンデリアが目を引く

「マタギがヨーロッパに渡り、西洋文化を取り入れて出した店」をイメージ。シカの角をモチーフにしたシャンデリアが目を引く

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 仙台・国分町の炉端焼き・ジビエ料理店「炉端 美酒食堂 炉とマタギ」(仙台市青葉区国分町2、TEL 022-263-0320)が、男性客に人気を集めている。

客を出迎えるエゾシカのはく製「まこ」

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 東北や北海道で狩猟を行う「マタギ」をテーマに、シカやイノシシなど野生の鳥獣の肉「ジビエ」を炉端焼きで提供する同店。スパイスワークス(東京都台東区)が2007年、東京・八丁堀に1号店をオープンし、現在は都内を中心に6店舗(FC店舗含む)を展開している。

 東北初となる仙台国分町店は昨年12月1日にオープンし、エヌ・シード(本社=東京都台東区)が運営を手掛ける。「東北で始まったはずのジビエ文化だが、現在ではなじみがない方が多いと思う」と同店担当者。「仙台発祥の炉端焼きと、もともと東北で食べられていたジビエ料理を、東北・仙台の地で挑戦してみたいと考えた」と話す。店舗面積は約34坪。席数は、カウンタ-・テーブル・テラス席合わせて64席を用意する。

 メーンは、北海道のエゾシカ、和歌山県のニホンジカ・和歌山県日高地区の天然イノシシなどのジビエ肉と、高知県産の土佐鴨(かも)などを使った炉端焼きメニュー。「蝦夷(えぞ)鹿モモ肉」(1,080円)、「土佐鴨ロース」(1,480円)、「和歌山猪(いのしし)ロース」(1,780円)をはじめ、ジビエ初心者にお薦めという盛り合わせ「三獣奏」(1,880円)などを提供。「鮮度のいい肉は、おいしくて臭みがないので、女性でも食べやすい」

 そのほか、「焔(ほのお)の焼玉葱(たまねぎ)」(380円)、「枝豆のしょっつる石鍋焼き」(480円)、「雲仙鹿の生ハム」「鹿そぼろ出汁(だし)巻き」「土佐鴨モツ煮」(以上680円)、赤身・レバー・コウネなど日替わり4種の盛り合わせ「桜刺し盛り合わせ」(1,980円)なども用意。とろろ芋を付けて食べる「猪すき鍋」、「マタギ寄せ鍋」(以上1,980円)など、3月末まで提供予定の冬季限定メニューも人気という。

 客単価は4,500円。オープンから2カ月がたち、30~50代の男性を中心にヘルシー志向の女性も多く来店しているという。

 営業時間は、ランチ(土曜・日曜のみ)=11時30分~15時、ディナー=17時~翌2時(金曜・土曜・祝前日は翌4時まで、日曜・祝日は23時まで)。

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