イケア、仙台での展開発表-ミニショップ閉店、大型ストア開業へ

建設が進むイケア仙台。外観に「IKEA」の文字も現れた

建設が進むイケア仙台。外観に「IKEA」の文字も現れた

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 イケア・ジャパン(千葉県船橋市)は5月9日、仙台の店舗に関するプレス発表を行った。

ミニショップでは閉店セールを開催

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 東日本大震災の発生直後から被災者支援活動を行ってきた同社。2011年9月には長期生活支援対策の一環として、泉区内に東北初となる「イケア仙台ミニショップ」(仙台市泉区紫山1)を開設。2013年3月には「東日本子どもプロジェクト」を立ち上げ、同店を拠点に被災地の保育施設への支援活動を続けてきた。

 「通常、イケアは綿密な市場調査の下、土地を購入し建物を建て、地域に密着して長くビジネスを行い、社会貢献を果たしていくことを常としていたので、このような形での出店は全世界的にも前例がなかった」とイケア仙台ミニショップストアマネジャーの北野陽子さん。

 「オープン当初、『こんなに小さな店はイケアではない』と多くのお客さまにおしかりを受けることもあった」と振り返り、「その反面、気仙沼や石巻、福島や山形などからもたくさんのお客さまにお越しいただき、約48万人のお客さまに買い物をしていただいた」と話す。

 震災後、一定の成果を果たしたミニショップを今月11日に閉店し、7月17日に東北初の大型ストア「IKEA(イケア)仙台」(太白区あすと長町2)をオープンする。今後は同店を拠点に、仙台、東日本エリアにおける活動を展開していくという。

 イケア仙台は地上4階建て。敷地面積は約2万9655平方メートル、ストア面積は約2万8855平方メートル、売り場面積は約1万6723平方メートル。1階=セルフサービスエリア、スウェーデンフードマーケット、2階=ショールーム、マーケットホール、レストラン(約400席)、3・4階=駐車場(約700台)で構成する。

 商品ラインアップは、食器・調理器具・テキスタイル・生活雑貨・照明器具・大型家具など約7500品目を予定。うち6割が家具。初年度200万人の利用を目指す。

 イケア仙台ストアマネジャーのイーマン・モンファレッドさんは「このストアのオープンによって、東日本大震災で苦労された東北の皆さんが、より楽しく快適な毎日を送れるようになれば大変うれしい」と話す。

 営業時間は、日曜~金曜=10時~19時(9月30日までは21時まで)、土曜・祝日=10時~21時。

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