宮城県美術館にカフェとレストラン-来館者や姉妹店常連客でにぎわう

宮城県美術館にオープンしたレストラン「カフェ モーツァルト・フィガロ」

宮城県美術館にオープンしたレストラン「カフェ モーツァルト・フィガロ」

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 宮城県美術館(仙台市青葉区川内元支倉)内に、コーヒーショップ「カフェ モーツァルト・パパゲーノ」とレストラン「カフェ モーツァルト・フィガロ」(TEL 022-265-635)がオープンして1カ月がたった。

視線によって異なる雰囲気を見せる「フィガロ」

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 「カフェ モーツァルト」(青葉区一番町3)と「カフェ モーツァルト・アトリエ」(青葉区米ヶ袋1)の姉妹店となる両店。以前から美術館に親しみ、「いつかこの場所で店をオープンできれば」と考えていたオーナーの善積建郎さんが出店者公募に応募。10月21日に念願のオープンを果たした。

 「パパゲーノ」は、本館西隣の佐藤忠良記念館に隣接。店舗面積は約15坪で、席数は11席。スイーツやサンドイッチ、ドリンクを提供する。「テーブル席からは外の景色が見えるので、彫刻と季節の移り変わりを楽しめる。ゆったりとした雰囲気の中で思い思いの時間を過ごしていただければ」(善積さん)。

 「フィガロ」は、本館・ミュージアムショップに併設。店舗面積は約35坪で、席数は50席。同館にも作品が収蔵されている芸術家、パウル・クレーとヴァシリー・カンディンスキーを意識したという店内に、「アーティフォート」や「ハーマンミラー」などのデザイナーズチェアと1920年代以降のアンティーク家具・照明を織り交ぜて配置。BGMにはクラシックを流し、ゆとりある空間に仕上げた。ランチメニュー(11時~14時30分)は不定期で入れ替えを行い、現在は「本日のキッシュ」(950円)、「森林鶏のスパイシーチキンカレー」(1,000円)、「オランダ風ビーフシチュー」(1,200円)など6種類を提供する。

 客単価は1,000円~1,100円。家族連れや年配者など同館利用者や姉妹店の常連客で連日にぎわい、昼前から夕方はほぼ満席状態。ランチタイムには6~7組待ちになることも。善積さんは「これまで美術館に来る機会がなかった若い方々を集客していきたい。中庭での野外オペラやコンサートなど、イベントも提案していければ」と意欲をみせる。

 両店とも営業時間は9時30分~17時。月曜定休(休日の場合は翌日)。「フェルメールからのラブレター展」会期中の12月12日まで月曜も営業し、土曜・日曜は19時まで延長する。

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