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仙台市災害VCが市外・県外からの受け入れ開始-GW後の減少で

仙台市内での活動の様子(仙台市災害ボランティアセンター提供)

仙台市内での活動の様子(仙台市災害ボランティアセンター提供)

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 仙台市災害ボランティアセンターは5月10日から、仙台市外・宮城県外からのボランティアの受け入れを開始した。

仙台市内でのボランティア活動の様子

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 東日本大震災発生後、宮城野区を皮切りに市内5区で開設された同センター。開設後、市内の大学生や高校生など多くの学生の参加や、市内企業から社員派遣の申し出があったことから、これまで対象を仙台市民に限定。3月15日の受け付け開始から約2カ月間のボランティア登録数は延べ3万3,000人以上になり、ピーク時は1日の登録数が982人(3月23日)に上った。

 「需要と供給の大幅なズレは起きず、地域住民同士の支え合いにより生活課題を解決するなど、市民限定にしたことでの弊害は生じなかった」と同センター担当者。しかし、GW明けの今月8日には日曜にもかかわらず約200人まで登録者が減少。一方で、県外の団体から「まとまって活動したい」という申し出も多くなっていることから、市外・県外からの受け入れを開始した。

 現在の主な作業内容は、住宅の泥出し・家具の移動・片付けなど。活動場所や日時・内容については随時サイトで伝える。個人での参加は事前申し込み不要。5人程度以上のグループ参加を希望する場合は、「事前に活動希望日と参加人数をお知らせいただくと活動のマッチングが円滑に進むので、ご連絡いただければ」(同担当者)。

 参加には保険加入(自己負担)が必要。仙台市民の場合は活動当日に受付窓口で登録と同時に加入できる。県外・市外からの参加者は居住の市区町村社会福祉協議会での加入手続きが必要。

 活動時は、長靴、ゴム手袋、ゴーグル、防塵(ぼうじん)マスクなどを持参すること。「ビニールひも・ゴム手袋・ごみ袋・ちり取り・軍手・皮手袋・土のう袋・バケツ・段ボールなどもなるべく持参いただきたい。暑くなってきたので、タオル・飲料水・塩あめなどの持参もおすすめする」と呼び掛ける。

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