岩手県を中心に洋菓子専門店を展開するタルトタタン(岩手県盛岡市)が8月1日、「仙台いちご」の粉末を使った宮城県限定商品「タルトタタンの仙台いちごサンド」を発売した。
イチゴの種子をちりばめたラングドシャでいちごチョコレートを挟んだ新商品
タルトタタンは2019(平成31)年8月に仙台エスパル店(仙台市青葉区中央1、TEL 022-355-8872)を宮城初出店。20~40代の女性を中心に、ビジネスマンや観光客、地元の味を懐かしむ盛岡出身者、ホワイトデー期間などは男性客の利用も多いという。
宮城県限定の焼き菓子を販売するのは今回が初めて。「仙台のおいしい食材でおいしいスイーツを作りたいと出店前から考えており、試作を繰り返し、試行錯誤の上にようやく実現した」と同社担当者。「以前からイチゴを使った焼き菓子の要望を頂いていたこともあり、最も当社の焼き菓子と相性が良く、おいしく作れた『仙台いちご』を選んだ」と話す。仙台いちごは宮城県産イチゴのブランドで、東日本大震災後の2012(平成24)年4月に地域団体商標として登録された。
2019(平成31)年に販売を始め人気商品となった「タルトタタンのアップルサンド」の姉妹品として商品化。アーモンドパウダーと仙台いちごパウダーを使ったサクサク食感のラングドシャでいちごチョコレートを挟んだ。ラングドシャの生地にイチゴの種子をちりばめることで、プチプチとしたイチゴ特有の食感の楽しさを加えた。
販売開始から1週間がたち、「このような情勢なので多少不安だったが、想定を上回る売れ行き」だという。「お世話になっている方、仙台・宮城に来たくてもなかなか来られない方への贈り物、土産、おうち時間でのお茶タイムなど、さまざまなシーンで利用いただければ」と担当者。「お客さまから好評を頂ける限定商品を第2弾、第3弾と提案し続けたい。『ほっ』と幸せを感じていただけるスイーツ作りを心掛け、仙台・宮城の皆さまに愛されるおいしさをお届けしていければ」とも。
価格は、6個入り=648円、12個入り=1,296円。賞味期限は90日。「タルトタタン仙台エスパル店」「仙台駅構内売店」「仙台三越」「仙台空港」「三井アウトレットパーク仙台港 百絵」「宮城県内イオン銘店」で取り扱う。