東北歴史博物館で五輪企画展 荒川静香さん、羽生結弦選手ら宮城ゆかりの展示も

荒川静香さんが2006年のトリノ五輪で着用した競技コスチューム

荒川静香さんが2006年のトリノ五輪で着用した競技コスチューム

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 東北歴史博物館(多賀城市、TEL 022-368-0106)で現在、「秩父宮記念スポーツ博物館巡回展-2020年東京オリンピック・パラリンピックがやってくる-」が開かれている。

羽生結弦選手のコスチュームとスケート靴

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 「秩父宮記念スポーツ博物館」(東京都新宿区)収蔵の資料を活用し、「2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックへの機運と、スポーツ全般への興味・関心を高めること」を目的に企画された同展。1964(昭和39)年に開催した第18回東京大会を中心に、日本と五輪との関わりを紹介する。

 秩父宮殿下ゆかりの資料をはじめ約6万点のスポーツ資料を収蔵する秩父宮記念スポーツ博物館は、日本唯一の総合スポーツ博物館として1959(昭和34)年に旧国立競技場内に開設。日本の近代スポーツ発展の歴史や五輪関係資料の紹介を通じ、スポーツを文化の側面から伝えてきた。現在は旧国立競技場の解体に伴い長期休館となっている。

 同展示は5つの章で構成する。第1章は「日本初」のキーワードで紹介する「日本のオリンピック参加黎明期」。第2章は豊富な資料を通してさまざまな角度から振り返る「1964年第18回夏季東京オリンピック・パラリンピック」。

 第3章は1972(昭和47)年の冬季札幌大会・1998年の冬季長野大会を振り返る「日本で行われた冬季オリンピック/札幌・長野」。第4章は解体された旧国立競技場の設備関係資料や2020年東京五輪招致のための寄せ書きなどを展示する「新しい日本そして輝く未来へ」。

 第5章は宮城ゆかりの五輪選手の資料をそろえた同会場限定の「宮城とオリンピック」。プロフィギュアスケーター・荒川静香さんがトリノ大会で着用した競技コスチュームと金メダル、フィギュアスケーター羽生結弦選手がソチ大会で着用した競技コスチュームとスケート靴、フェンシングの千田健太選手や卓球の福原愛選手、女子サッカー鮫島彩選手らのユニホームなどを展示する。

 開館時間は9時30分~17時(発券は16時30分まで)。月曜休館。常設観覧券は大人=400円、高校生以下無料。3月13日まで。

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