仙台を拠点に活動するイラストレーターの団体「東北イラストレーターズクラブ」が、市内3会場でグループ展を開催している。
同展は14回目を迎える同クラブの恒例イベント。今年は「イラストレーション・トライアングル」と題し、3つの会場でそれぞれ異なるテーマを設け展示を行う。
ギャラリー「くろすろーど」(仙台市青葉区一番町1、TEL 022-265-1487)では「ときめく」をテーマに、日々の暮らしの中での心ときめく瞬間を表現した13作品を展示。開催時間は11時~19時。今月22日まで。
アートルーム「エノマ」(同、TEL 022-721-2181)では、「くつろぐ」をテーマとした13作品と自由作品数点を展示。テーマ同様「くつろいで見てほしい」との思いから、会場の中央にベンチを用意。同所1階のカフェ「ピクニカ」でドリンクを注文し、飲みながらゆっくりと作品を眺めることもできる。「部屋のインテリアとして飾っていただけるような、長く見ていても落ち着けるような作品ばかり」(同クラブ広報の野口真奈美さん)。開催時間は12時~19時。今月22日まで。
「東北工業大学一番町ロビー」(同、TEL 022-723-0538)では「きく」をテーマに、クリエーターが普段聴いている音楽や感銘を受けた音楽から得たイメージを27の絵と立体作品で表現。併せて、その音楽を聴くこともでき、「見る+聴くことで、クリエーターの世界観をより深く味わっていただければ」(同)。開催時間は10時~20時(最終日は19時まで)。今月25日まで。
3会場はいずれも徒歩5分圏内にあり、3つの展示を巡回することもできる。いずれも入場無料。野口さんは「それぞれ個性あふれる作品ばかりなので、会場ごとに異なる楽しみ方をしていただけると思う。あまり絵の展示を見たことがないという方にも、気軽にフラッと立ち寄ってもらえれば」と話す。