新緑が広がる杜の都をランナーが駆け抜ける「仙台国際ハーフマラソン大会」が5月10日、開催される。
同大会は1991年に初開催され、今年で19回目。過去にはアテネオリンピック・女子マラソン金メダリストの野口みずき選手やハーフマラソンのアジア記録保持者・福士加代子選手、北京オリンピック・男子マラソン金メダリストのサムエル・ワンジル選手なども出場している。
種目は一般男子・女子の部と車いすの部。今年10月にイギリス・バーミンガムで開催される「第18回世界ハーフマラソン選手権大会」の日本代表選考競技会にも位置付けられる。コースは昨年同様、仙台市陸上競技場(仙台市宮城野区宮城野2)をスタート地点とし、市役所前市民広場(青葉区国分町3)をゴールとする21.0975キロの公認コース。
参加申込者数は、過去最多となった昨年の大会を上回る1,284人。仙台市からの参加者が345人と最多で、東京都の176人を筆頭に県外からの参加者も多い。最高齢出場者は男子=73歳、女子=66歳。
今年は、アテネオリンピック、大阪世界陸上で連続入賞した諏訪利成選手や、北京オリンピックに日本初の「ママさんランナー」として出場した赤羽有紀子選手が招待選手として参加。車いすの部では、アテネパラリンピックの金メダリスト・畑中和選手、北京パラリンピック日本代表で2008年・2009年の東京マラソンで優勝した土田和歌子選手も出場する。
梅原克彦仙台市長は「今年も新緑のまぶしい仙台で、選手の皆さんが繰り広げる素晴らしいレースを期待したい。市民の皆さまには交通規制などによりご不便をおかけするが、ご理解、ご協力と沿道での温かいご声援をお願いしたい」と呼びかける。