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富沢「チーズキッチン」が店舗営業再開 「デジタルの窓」で欧州の雰囲気演出

各テーブルに備え付けたモニター「デジタルnoマド」で欧州の風景映像を流す店内

各テーブルに備え付けたモニター「デジタルnoマド」で欧州の風景映像を流す店内

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 世界各国のチーズを使ったピザやスイーツを提供する仙台・富沢のレストラン「Cheese Kitchen(チーズキッチン)」(仙台市太白区富沢西3、TEL 090-6784-9603)が店舗営業を再開して3カ月がたった。

新メニュー「フラペチーズ」

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 渡沢真さん、由布子さん夫妻が2016(平成28)年11月11日の「チーズの日」にオープンした同店。チーズ好きの30~50代を中心に支持を集めていたが、コロナ禍で2020年7月から休業し、チーズケーキの通信販売に注力していた。2月1日、3年半ぶりに店舗の営業を再開した。

 店舗面積は10坪、席数はテーブル=12席。店内は2人がかつて宿泊した欧州の裏路地にある小さなホテルのダイニングロビーをイメージしているという。再開に当たり、「デジタルnoマド」と名付けた4Kモニターを各テーブルに1台ずつ設置し、欧州の知人に撮影してもらったマルタ島の風景映像を流す。「コロナ禍に円安と、海外の風景を楽しむことができにくくなった昨今、ヨーロッパの現在の風景を、食事をしながら楽しんでもらえたら」と真さん。

 ピザは、「デンマーク産ダナブルーとはちみつのピッツァ」(900円)や「イギリス産チェダーチーズとマーマイトのピッツァ」(1,200円)など、スイーツは、パルミジャーノ・レッジャーノを使った「チーズケーキプレート」(600円)、「マスカルポーネたっぷりの正統派ティラミス」(700円)などを提供。自家焙煎(ばいせん)コーヒーやダージリンティー、「バルサミコジンジャーソーダ」(以上500円)などのドリンクや、欧州のビールにチーズやサラミなどをセットにした「ビールプレート」(700円)も用意する。

 新たに「フラペチーズ(ずんだ、レアチーズケーキ風、ミックスベリー、イタリアンマーマレード)」(各600円)も用意。真さんは「フラッペ+チーズの造語。長年かけて完成させたチーズシロップをベースに配合バランスを調整して、濃厚なのにさっぱりとした後味のチーズスイーツに仕上げた」と自信を見せる。

 客単価は1,200円前後。営業再開から3カ月、ネットで情報を知った人など幅広い年齢層が訪れているという。「チーズ好き、ヨーロッパ好きな方に、こんな店があるということを知ってもらえたら」とアピールする。

 営業時間は11時~17時。火曜・水曜定休。

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