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藤崎で「楽都仙台と日本のジャズ史展」 定禅寺ジャズフェスのポスター展も

日本各地で開催されたジャズ公演のポスターやプログラムなどの資料が並ぶ会場

日本各地で開催されたジャズ公演のポスターやプログラムなどの資料が並ぶ会場

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 仙台と日本のジャズ史を紹介する「楽都仙台と日本のジャズ史展」が9月9日、老舗百貨店「藤崎」(仙台市青葉区一番町3、TEL 022-261-5111)本館7階催事場で始まった。

漫画「BLUE GIANT」とコラボした定禅寺ジャズフェスオリジナルグッズ販売も

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 昨年9月に藤崎一番町館で開催した第1回に続く2回目。今回は、ジャズが仙台に入ってきた経緯に関する考察と関連資料を展示する。企画監修、資料協力を市内在住のジャズ愛好家・岡本勝壽さんが行った。

 会場では、仙台を中心に日本各地で開催されたジャズ公演のポスターやプログラムなどの資料を展示する。主な展示内容は、「ジャズジャイアントの仙台公演時の記録資料」「蓄音機の歴史と仙台について」「奇術師 松旭斎天勝(しょうきょくさいてんかつ)と仙台」「戦後GHQの時代 高見秀司氏とルイ・アームストロング仙台慰問」「藤崎が応援する仙台期待の若手ジャズプレーヤー」「在仙ジャズ・ビッグバンドコーナー」など。

 写真家で埼玉県越生町のギャラリー&カフェ「山猫軒」オーナーの南達雄さんが撮影したジャズサックス奏者・阿部薫の写真展示や、蓄音機やSPレコードの展示、中古レコード約2500枚、CD約1000枚を販売する「フジサキユーズドディスクマーケット」も展開する。

 9月11日・12日に開催が予定されていた仙台の秋の風物詩「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」は、8月20日から開催予定日まで宮城県に「まん延防止等重点措置」が適用されたことなどを受けて2年連続の中止となった。同展では1991(平成3)年の第1回から未開催の第30回までの歴史を歴代ポスターと共に振り返る展示も行う。

 物販コーナーでは、仙台出身の主人公・宮本大が世界一のジャズプレーヤーを目指すジャズ漫画「BLUE GIANT」とコラボした定禅寺ストリートジャズフェスティバルオリジナルグッズも販売。クリアファイル2枚セット、ステッカー2枚セット(以上800円)、マフラータオル、ステンレスマグカップ(以上2,200円)、Tシャツ(3,200円)のほか、藤崎オリジナル商品「BLUE GIANT 純米大吟醸」(2,200円)、「クラフトジン『欅(けやき)』×BLUE GIANT」(4,389円)も数量限定で販売する。売り上げの一部は定禅寺ストリートジャズフェスティバル協会に寄付される。

 藤崎マーケティング統括部の鈴木健夫さんは「ジャズというファインダーを通して、仙台の歴史の1シーンをのぞくことができる展示になっている。ジャズと仙台の古い歴史に触れて楽しんでもらえれば」と話す。

 営業時間は10時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。今月14日まで。

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