仙台の百貨店「藤崎」本館(仙台市青葉区一番町3)屋上に7月6日、ビアガーデン「藤崎オープンビアテラス」がオープンした。
仙台の夏の風物詩として20年以上、多くの市民に親しまれている藤崎のビアガーデン。今年は新型コロナウイルスの影響で中止も視野に検討していたが、感染拡大防止対策を講じた「新しい形式のビアガーデン」として開催に踏み切った。昨年は270席~300席用意していた席数を最大140席までに減らして間隔を広げたほか、料理のバイキング形式を取りやめ、単品での販売に変更した。
フリータイム飲み放題のドリンクは、ビール、ハイボール、酎ハイ、焼酎、日本酒、梅酒、ワイン、ソフトドリンクなどを用意。ドリンクコーナーの利用には、手指のアルコール消毒または手袋着用を呼び掛ける。
フードコーナーでは、冷製つまみ、揚げ物、焼き鳥、サラダ、枝豆、ご飯物、麺類、スイーツなど、30~40種類を販売。価格は100円~400円で、購入には受付で販売するチケット(500円、1シート100円券×5枚)を使う。本館地下1・2階食品フロアで販売している総菜やオードブルなどの食品やドリンクは、購入レシート提示で持ち込みに対応する。
今年は新たに、仙台市のミューシグナル(青葉区一番町2)が手掛けるハイレゾスピーカーと特殊効果音源を組み合わせた「シズルパネル」を会場に設置。花火や風鈴、虫や鳥の鳴き声など「夏の音」を流し、心地よい空間を演出する。
6日・7日は雨天中止となり、8日に初日を迎えた。藤崎広報担当者は「新しい取り組みとして、地元企業と協業し、『音』テクノロジーを通した新しい体験をご用意している。夏の音を感じながら、心地よい時間を過ごしていただければ」と話す。
営業時間は16時~21時(最終受付は20時まで)。料金は2,700円(小学生~19歳は500円、未就学児無料)。利用には専用サイトまたは電話(TEL 022-261-5111)での予約を勧める。悪天候時は営業時間の短縮や中止の場合あり。8月31日まで。