一般社団法人TOHOKU海にいいことプロジェクト(宮城海ごみなくし隊)は、2025年11月8日(土)に生活の中での街のごみ拾い活動の習慣化を目的として、「まち歩きdeごみ拾い」を開催いたしました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。


「海洋ごみの8割は私たちの住む街から流れ着いた物」「海洋汚染の原因は街でポイ捨てされた空き缶やたばこ」という事実から分かるように、海と砂浜の美しさを保全していくにはビーチの清掃だけではなく、私達が暮らす街から放置されたごみをなくし、日頃から美化していく心がけが大切です。こうした考えのもと、一般社団法人TOHOKU海にいいことプロジェクト(宮城海ごみなくし隊)は日常におけるごみ拾いをより身近なものにし、習慣にしていく取り組みを推進しています。
今回は「お散歩をしながらごみを拾おう」という健康増進プラス商店街の美化を狙ったイベント「まち歩きdeごみ拾い」」を実施しました。
このイベントは、普段から住んでいる長町エリアの住民を対象に、散歩しながらごみを拾うことで馴染みのある場所での清掃活動を体験し、今後の習慣化につなげていただきたいというねらいもあります。

JR仙台駅から電車で5分。副都心として発展を続けている太白区長町エリア。古くからの住宅街の中に高層マンションもでき、人口も増加しています。
こうした新旧入り混じったエリアでは、朝晩に散歩される方も多く、そうした中でごみ袋を持ってごみを拾いながら散歩していこうとう取り組みです。今年の5月は雨で中止。7月と9月に実施しており、2025年は最後の開催になります。次回は年明け3月に開催予定です。参加者は、「家族でごみ拾いをしてみたいと思った」「散歩しながらごみを拾うって気分がいいですね」と語っていました。また、長町商店街にサテライトキャンパスを設置している尚絅学院大学の学生10人が参加。さらに地元長町のご当地ヒーロー「ナガマックス」も登場し、子供たちは大喜びでした。
一般社団法人TOHOKU海にいいことプロジェクトはこのような健康増進と清掃活動を結びつけた体験の機会をみなさんに提供することで、街を通じて海をキレイにしていく活動の習慣化を今後も目指していきます。

・「子供と一緒に散歩しながらごみを拾っていると、子供の教育にもいいし、これからも続けていってほしい」(30代父親・家族で参加)
・「またやりたい」(男子小学生・家族で参加)
・「楽しみながらごみ拾いができますから、こういう機会を続けてほしい」 (30代女性・家族で参加)
<団体概要>
団体名称:一般社団法人TOHOKU海にいいことプロジェクト
URL:
https://tohokuuminiiikoto.com/
活動内容:海洋ごみを減らすための活動、情報発信による海洋ごみ問題の啓発
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
https://uminohi.jp/umigomi/
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/