NRE、幕の内弁当新商品「伊達幕」発売へ-伊達家18代当主が協力

自ら献立の開発に携わった「伊達幕」を瑞鳳殿に奉納する伊達家18代当主・伊達泰宗さん

自ら献立の開発に携わった「伊達幕」を瑞鳳殿に奉納する伊達家18代当主・伊達泰宗さん

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 日本レストランエンタプライズ(本社=東京都港区)は4月22日、青葉神社(仙台市青葉区青葉町)と瑞鳳殿(霊屋下)で、同29日に発売予定の幕の内弁当「伊達幕」の奉納式を行った。

新商品「伊達幕」とオリジナル手ぬぐい

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 同商品は、「宮城の『海・山・里』の食材と献立の数々を、食にこだわりのあった伊達政宗公の思いに重ね、今の時代に合わせて盛り込んだ」(同社担当者)幕の内弁当。同社が伊達家18代当主の伊達泰宗さんに「伊達家にまつわる弁当を作りたい」と話を持ちかけたところ、「ご当主自ら全面的に協力していただき、約2年の歳月を経て完成した」(同)という。

 内容は、大崎平野で栽培した「ひとめぼれ」のご飯を中心に、政宗公が正月膳で食したという「子籠鮭(こごもりざけ)」に見立てた「鮭の仙台味噌漬焼き」や、「鯛味噌」「伊達巻き」「帆立のかぴたん漬」「ずんだ白玉団子」などを、伊達家の家紋「九曜紋」をイメージして配置。パッケージには、「勝ち」に通じるとして武将が好んで用いたという「褐色(かちいろ)」を使用した。

 式典には、伊達さんと同社森節夫仙台支社長らが出席。政宗公を祭神とする同神社ではおはらいを受け、商品の奉納、祝詞、玉ぐしをささげた。その後、政宗公の霊廟(れいびょう)・瑞鳳殿に移動。命日や正月、「仙台七夕」の期間などに限って開帳される本殿が特別開帳され、大勢の観光客が見守る中で奉納、焼香が行われた。

 同社の森仙台支社長は式典で、「伊達さまから吟味いただいて完成した『伊達幕』。推薦文もいただき、従業員一同感激している。伊達家の食文化と仙台・宮城の食材を全国へ発信し、広げていきたい」と意気込みをみせた。

 価格は1,100円。同社の仙台駅構内の駅弁売り場10店舗と、東京駅構内の2店舗で販売予定。初回は「伊達幕オリジナル手ぬぐい」パッケージで販売する。限定4,000個。

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