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お茶の井ヶ田が「のむ喜久福シェイク」販売 飲み応え意識しリニューアル

「のむ喜久福シェイク」。JR仙台駅3階 喜久水庵ずんだ茶屋店の前で

「のむ喜久福シェイク」。JR仙台駅3階 喜久水庵ずんだ茶屋店の前で

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 仙台の老舗茶葉店「お茶の井ヶ田」(仙台市青葉区)が「のむ喜久福シェイク」の販売を始めて1カ月がたった。

注文を受けてから「喜久福」をドリンクに加工して提供する「のむ喜久福シェイク」

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 「喜久福」は1998(平成10)年に販売を始めた同社ブランド「喜久水庵」の主力商品で、「食べるお茶」をコンセプトにした生クリーム大福。宮城県産のもち米「みやこがね」を蒸してつき上げた薄く滑らかな餅であんと生クリームを包む。「抹茶」「生クリーム」「ずんだ」「ほうじ茶」の定番4種類に加え、季節の素材を使った限定大福も展開。現在では仙台土産の定番となっている。

 同社では昨年4月、「喜久福」を使ったオリジナルドリンク「のむ喜久福」を発売。今回、4月19日にシェークとしてリニューアルした。同社店舗開発部担当者は「『のむ喜久福』は好評の声が多かったが、すぐに飲み切ってしまうという声も頂いた。社内でも飲み応えに関して、『もっとおいしく楽しんでもらうには』と考えた結果、リニューアルに至った」と話す。

 商品コンセプトは「喜久福を飲む」。「一口目を飲んだ際に『あ、これは喜久福だ』と感じてもらえるか、おいしく味わってもらえるかにこだわりを持って商品開発を進めてきた」と担当者。

 廃棄量削減の取り組みの一環として、包装不良などでロスになる工場製造の規格外品の喜久福を使い、注文を受けてからドリンクに加工して提供する。具体的な製法は非公表。

 リニューアルから1カ月がたち、ゴールデンウイーク中の観光客の購入もあり、好調な滑り出しだという。「販売から25周年を迎えた喜久福をシェークに形を変えることでおいしさを伝え、東北を代表するスイーツドリンクへ成長させたい」と話す。

 価格は、テイクアウト=500円、イートイン=509円。お茶の井ヶ田仙台中央本店、JR仙台駅3階 喜久水庵ずんだ茶屋店、S-PAL仙台東館 アグリエの森mitte店など28店舗で販売する。

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