東日本大震災の発生から12年を迎える3月11日、宮城県内各所で追悼行事が開かれる。
県は2013(平成25)年、「震災で亡くなられた方々に追悼の意を表し、震災の記憶を風化させることなく後世に伝えるとともに、震災からの復興を誓う日」として、条例で3月11日を「みやぎ鎮魂の日」と定めた。
当日は、震災で犠牲になった県民を追悼するため、宮城県庁(仙台市青葉区本町3)、セキスイハイムスーパーアリーナ(利府町)、みやぎ東日本大震災津波伝承館(石巻市)に献花台を設ける。受付時間は9時~17時。
仙台市は、勾当台公園市民広場、宮城野体育館、各区役所(青葉区を除く)・総合支所、せんだい3.11メモリアル交流館に献花台を設置する。受付時間は8時30分~17時(会場により一部異なる)。
宮城野体育館(仙台市宮城野区新田東4)では、仙台市による追悼式典が開かれる。式典形式での開催は2年ぶりで、追悼の辞や仙台フィルハーモニー管弦楽団による献奏などを行う。参列は遺族と招待者のみで、仙台市の動画チャンネル「せんだいTube」でライブ配信予定。開催時間は14時30分~16時。
勾当台公園市民広場では「キャンドルナイト2023 願い」を開催する。鎮魂、感謝、震災の風化防止、防災意識向上を目的に、キャンドル約2000個を点灯し、式典や合唱を行う。開催時間は13時~18時30分(点灯は17時40分)。