会員制・予約制の低温調理肉料理専門店「29ON(ニクオン) 仙台」が6月29日、シェア型レストラン「仙台みらいん横丁」(仙台市青葉区中央4)2階にオープンする。
店長でソムリエの小川浩二さんとホール責任者でソムリエの野村珠枝さん
「29ON」(東京都港区)が都内を中心に5店舗を展開する「焼かない焼き肉屋 29ON」。肉の種類や部位ごとに時間と温度を調整する真空低温調理法で仕上げる肉料理を提供する。年会費の一部を運営費用に充てることで、「原価率50%のハイコストパフォーマンスの肉料理を提供できる」(同社)という。東北エリアへの出店は今回が初めて。店内に厨房(ちゅうぼう)を臨むカウンター9席を用意する。
年間出荷頭数が50頭前後というブランド牛「東京ビーフ」のほか、仙台牛や地元食材を取り入れたコース料理を提供する。29ON事業部事業責任者の岩﨑孝平さんは「仙台の土地のおいしい食材と、29ONがこれまでに培ってきた強力な仕入れネットワークを使った食材や肉。この2つの要素を取り入れたコースを提供する」と話す。
メニューは「おまかせコース」(5,500円)のみで、2カ月ごとに内容が変わる。オープン時は、「きのこと和牛のコムタンスープ」「薄切りサーロイン ~三陸の牡蠣(かき)~」「厚切り牛タン~ネギ塩ダレ~」「低温調理スペアリブ」「プレゼン肉~低温調理肉2種(仙台牛と東京ビーフ)~」など9品を予定する。ドリンクは、ソムリエが料理ごとに合うワインや日本酒を提供する「ペアリングコース」(3,300円)などを用意する。
年会費は1万4,300円。17時~と19時30分~の1日2部制で、定員は各回9人。会員本人と同伴者のみ入店できる。月曜・火曜定休。