仙台市若林区の「SORA CAFE(ソラカフェ)」(土樋、TEL 080-5350-5758)がオープンして1カ月がたった。
大阪市出身の店主、酒井智理さんは仙台市内のホテルに約5年間、調理師として勤めていたが、新型コロナウイルス感染症の影響で休業を余儀なくされた。休業期間中に訪れたカフェでおいしいコーヒーと出合ったことがきっかけで「コーヒーにはまってしまい」、カフェ巡りを開始。以前から独立を考えていたこともあり、出店に踏み切った。
店舗面積は約14坪。席数は、カウンター、テーブル、ソファ合わせて19席。店のテーマカラーとしている白・水色・黄色を基調にした店内は、「明るく爽やかで居心地の良い空間」を意識した。ゆったりした空間が好きだという酒井さんの思いから、客席間にゆとりを持たせた。
コーヒーは、酒井さんがセレクトした常時4種類を提供。定期的に入れ替え、現在は「エチオピア(浅いり)」「インドネシア(浅いり)」(以上520円)、「シティ・ブレンド(中深いり)」「フレンチ・ロースト(深いり)」(以上550円)。ハンドドリップでいれて提供する。そのほかソフトドリンクや、コーヒーカクテル「アイリッシュ・コーヒー」「カフェ・コン・セルベッサ」(以上700円)などアルコールメニューもある。
スイーツは、マスカルポーネに2種類のワインを合わせたクリームと、エスプレッソにくぐらせたサクサクのグラノーラを層にした「ティラミス」(650円、1日限定20食)をはじめ、弾力がありながらも滑らかな食感の「プリン」(500円)、フワフワでプルプルした食感が特徴という「ずんだシフォンケーキ」、濃厚かつしつこくない甘さに仕上げた「ガトーショコラ」(以上550円)、蔵王クリームチーズを使った「バスクチーズケーキ」(580円)をそろえる。今後は「裏メニュー」として、フードメニューの展開も検討しているという。
客単価は1,100円~1,200円。オープンから1カ月がたち、20台前半を中心に女性客が多く利用している。酒井さんは「ティラミスを目当てに来店してくださる方もいて、こんなに早くいろんな方々に知ってもらえてうれしい。『自由』が店のコンセプトなので、自分の部屋のように自由に、時間を気にせずゆっくり過ごしてほしい」と話す。
営業時間は12時~18時。月曜・火曜定休。