東北の道の駅168駅を対象にした「東北『道の駅』スタンプラリー2021」が6月1日、始まった。
東北「道の駅」連絡会が地域活性化を目的に1995(平成7)年から行っている同企画。東日本大震災以降は復興支援事業の一環として、東北の周遊観光旅行者を増やすことも目的に加わった。昨年は1万1681人が参加し、372人が全駅を「完走」した。今年は4月22日の開始を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から延期していた。
各駅で販売するスタンプブック(300円)を購入することで参加できる。スタンプブックには道の駅で使える計1万円相当のクーポンと東北道の駅マップが付く。スタンプ数に応じて東北道の駅共通特産品引換券を抽選で進呈するほか、スタンプ1個以上と道の駅での1,000円分のレシートで抽選に応募できる宿泊券・食品・飲料・コーヒー詰め合わせなどのタイアップ賞品を用意する。全駅のスタンプを集めて応募した人には全員に完走証明書とステッカーを進呈(オープンが今夏以降に変更となった道の駅・青の国ふだいを除く167駅でも可)。「1年で制覇コース」(応募期限=2022年1月15日)と「無期限で制覇コース」の2コースを用意する。
「開催を待ち望む声や道の駅を心配してくださる声など、県内外からたくさんの問い合わせを頂いた」と担当者。感染拡大防止のため臨時休業や営業時間の変更もあるほか、参加時にはマスクの着用や手指消毒、ソーシャルディスタンスの確保など感染防止対策の協力を求める。「新型コロナウイルス感染拡大により自由な外出が難しい状況だが、各地域の状況を踏まえ、健康に配慮しながら道の駅を利用いただければ」と呼び掛ける。
例年行っていた「東北『道の駅』検定」は、昨年度に続き中止する。