名取発ジェラートショップ「Natu-lino(ナチュリノ)」本町店(仙台市青葉区本町2)が5月19日、仙台・本町「家具の街」にオープンした。
2015(平成27)年に名取市にオープンした「ナチュリノ」。色麻町の「小松牧場」から毎朝仕入れる採れたての生乳をはじめ、果物や野菜など、宮城・東北の旬の食材を使ったジェラートを提供する。担当者は「どの食材も旬の時期に一番おいしいところを頂き、みずみずしさや新鮮さそのままに一つ一つ手作業でジェラートにしているため、同じ食材でもその年や時期の味わいを感じることができる」と話す。
仙台への常設店出店は初めて。以前から出店の要望は受けていたが実現には至らず、コロナ禍の中で今回、物件の紹介を受けた。「出店すべきか否か相当悩んだが、ジェラートは嗜好(しこう)品であり、嗜好品は人々の心に栄養を与えるもの。逆に今こそ仙台に出店すべきタイミングであり、仙台の皆さまと一緒にコロナ禍を乗り切ろうという思いで出店した」と同担当者。店舗面積は6.55坪。
常時8~10種類のフレーバーをそろえる。ラインアップは、定番の濃厚ジェラート「ミルク」、亘理産イチゴ「もういっこ」の酸味と甘みを生かしたシャーベット「いちご」、ジェラートに亘理産イチゴや登米産パッションフルーツなど数種類の果肉を入れた「フルーツパーティー」、ジェラートに蔵王産蜂蜜を練り込み自家製のクルミのプラリネをトッピングした「ハニーウォールナッツ」、自家製のキャラメルソースを使ったほろ苦い味わいの「焦がしキャラメル」など。カップ、ふた付きカップ(以上、シングル=440円、ダブル=520円、トリプル=600円)、ワッフルコーン(同=540円、同=620円、同=700円)で提供する。
客単価は500~600円。メインターゲットの30代女性を中心に、近隣の会社員や学生などが利用しているという。
店長の加藤知恵さんは「生産者が育むたくさんの恵みを採れたて状態で仕入れ、新鮮なジェラートを提供している。シズル感を体験していただき、ジェラートを通して地域の素晴らしさを届けたい」と話す。「こんな味を食べてみたいというリクエストがあれば、スタッフまで気軽に声を掛けていただければ」とも。
営業時間は12時~19時。