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仙台三越に老舗青果店「いたがき」のフルーツサロン 素材生かしたデザート提供

三越の客層に合わせシックで落ち着いた雰囲気に仕上げた内装

三越の客層に合わせシックで落ち着いた雰囲気に仕上げた内装

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 仙台の老舗青果店が手掛けるカフェ「ITAGAKI FRUIT SALON(イタガキフルーツサロン)」(仙台市青葉区一番町4、TEL 022-224-6607)が、仙台三越本館地下1階にオープンして3カ月がたった。

8種類のフルーツとイチゴグラニテ・ヨーグルトシャンティーなどを重ねた「フルーツパフェ」

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 1897(明治30)年に創業し、仙台市内を中心に17店舗を展開する老舗青果店「いたがき」(宮城野区二十人町)が昨年10月28日にオープンした。季節の果物や野菜など青果店ならではの素材を使ったフルーツデザートをはじめ、サンドウィッチなどの軽食やアフタヌーンティーセット、コーヒーや紅茶などのドリンクを提供する。席数は26席。

 フルーツデザートは、メロンやかんきつ類、季節のフルーツなどの「フルーツ盛り合わせ」(小=880円、大=1,430円)、5種類のフルーツをカスタードと生クリームとサンドした「フルーツサンドイッチ」、小豆とカボチャの2種類のあんに季節のフルーツを合わせた「季節のフルーツあんみつ」(以上990円)、蔵王地養卵を使った濃厚な味わいのプリンとバニラアイス・フルーツを盛り合わせた「プリンアラモード」(1,100円)、8種類のフルーツとイチゴグラニテ・ヨーグルトシャンティー・クランブル・バニラアイス・レモンゼリーを重ねた「フルーツパフェ」(1,210円)などをラインアップ。季節限定メニューも用意し、現在は東松島市で栽培されたイチゴ「とちおとめ」を使ったパフェやサンデーなどを提供している。

 そのほか、メゾンカイザーの食パンを使った「3種のミックスサンド」「アボカドとマッシュルームのオープンサンド」、約15種類の野菜やハーブなどを使ったボリューム感のある「生野菜サラダ」(以上990円)などの軽食も用意。12時から数量限定で、プチケーキ8種をはじめ、フルーツゼリー、季節の果物、フルーツサンドイッチ、ミックスサンド、グラタン、ニンジンラペと、コーヒーまたは紅茶をセットにした「アフタヌーンティーセット」(2,970円、数量限定)も提供する。

 ドリンクは、コーヒー、ダージリンティー、「オーガニック ハイビスカス&シナモンティー」(以上660円)、「手搾り オレンジジュース」「本日のコールドプレスジュース」(以上770円)、「フルーツヨーグルトスムージー 甘酒入り」(880円)など12種類。店頭では、「季節のカットフルーツ」(540円~)や「フルーツサンド」「フルーツポンチ」(以上1,080円)のテークアウト販売も行う。

 オープンから3カ月がたち、30代以上の利用が多く、女性客が8割以上を占めるという。客単価は1,500円前後。仙台三越の買い物客をはじめ、いたがきの常連客などが利用している。「今後はお客さまからの要望が多い食事系のメニューを検討していきたい」と店長の及川奈美さん。「果物を楽しんでいただくのが大前提ではあるが、接客も重視して店づくりをしてきたので、接客も含めて店の雰囲気を楽しんでいただきたい。コロナ対策もしっかり取っているので、ゆっくりした空間で時間を過ごしていただき、果物で笑顔になってもらえれば」と呼び掛ける。

 営業時間は10時~19時30分。新型コロナウイルス感染予防対策として、スタッフの体調管理やマスク着用、小まめな手指消毒をはじめ、定期的な店内消毒、席の間引き、パーティションや消毒液の設置などを行う。

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