宮城の日本酒専門店「むとう屋」仙台駅店(TEL 022-796-8815)が4月29日、JR仙台駅1階の「tekuteせんだい」(仙台市青葉区中央1)にオープンした。
1946(昭和21)年に松島で創業した酒店「むとう屋」。仙台駅では2016(平成28)年4月~2021年1月に日本酒バル「ぷらっと」を営業し、同エリアの大幅改装に伴い今回、業態変更した。店舗面積は約12坪。
県内22蔵の約280~330種類を販売する。価格は一合瓶=300円台~、四合瓶=1,200円台~。東北産のワインやウイスキー、宮城のクラフトビール、酒蔵が作る焼酎や、梅酒やユズ酒などのリキュールも取りそろえ、おちょこやとっくり、升などの酒器も販売する。
店内奥には「角打ちぷらっと」を併設。レトロサーバーで注ぐ「アサヒビール」(グラス=400円、中ジョッキ=500円)、「宮城の日本酒(22酒)」(各50ミリリットル=400円、90ミリリットル=600円、180ミリリットル=900円)、「テンチョゴリ押し飲み比べ」(900円)、22種類から選べる「飲み比べ3酒(50ミリリットル×3杯)」、アサヒビール(中ジョッキ)とその日のお薦め酒1合がセットになった「ちょいのみおけセット」(以上1,200円)、「今月の1杯(良いお酒)」(90ミリリットル=2,000円)を用意。酒かすを使ったノンアルコールの「酒屋の85(はっこー)シェイク」や、「塩ソフトクリーム」(以上300円)も提供。現在はスタンディングで最大4人まで利用でき、日本酒は1人2合、ビールは3杯まで。
店長の佐々木栄太さんは「720ミリリットルという容量を買うことのハードルの高さをなくしたいのと、以前のぷらっとと同じように仕事と家の間の切り替えに利用してもらえればと考えた」と話す。「蔵元さんのことをもっと皆さんに知ってもらいたい。お酒のことは分からないがこういう人に贈りたいという相談にも応じるので、お酒を飲まない方にも気軽に来店いただければ」と呼び掛ける。
営業時間は10時~20時。