モバイルバッテリーのシェアリングサービス「mocha(モチャ)ステーション」が3月31日、地下鉄仙台駅西改札近くに設置された。
GREEN UTILITY(東京都新宿区)が展開する「mocha」。充電不足による不便を解消することを目的に2018(平成30)年9月、長野県白馬村でサービスを始めた。人の手を介さずに借り受け、持ち運びながら充電し、借りた場所と異なるステーションにも返却できるのが特長。
現在、飲食店を中心に観光地や商業施設、駅など、首都圏をはじめ全国約500カ所に設置されている。仙台市内への導入は、市経済局が取り組む「SENDAI X-TECH Accelerator(クロステックアクセラレーター)」プログラムの一環として、同社が市と楽天野球団と共同で進める。3月20日には「楽天生命パーク宮城」スタジアム内に初導入。今後は仙台駅東口エリアをはじめ、地下鉄各駅、市内の飲食店や商業施設に積極的に導入する予定という。
利用方法は、「mochaアプリ」または楽天イーグルス公式スマートフォンアプリ「At Eagles」のスタジアムメニュー「mocha」を選択。表示されるマップ画面で在庫を確認して最寄りの「mocha」ステーションに移動し、掲出されているQRコードをアプリのカメラで読み取るとモバイルバッテリーが借りられる。利用後、ステーションに返却すると利用時間に応じた料金が決済される。利用には事前の会員登録と決済登録が必要。モバイルバッテリーは3種類のケーブル(Lightning、microUSB、Type-C)を内蔵している。
料金は1時間110円(毎日初回15分は無料)、24時間最大550円。決済方法は、クレジットカード、「LINE Pay」「メルペイ」などに対応する。地震、台風などの災害発生時は、楽天生命パーク宮城と仙台市内に設置してある全てのステーションのモバイルバッテリーを開放し、無料で利用できるようにするという。