生食パン専門店「LA・PAN(ラ・パン)」仙台本店(仙台市宮城野区榴岡3、TEL 022-762-9389)が仙台駅東口エリアにオープンして1カ月がたった。場所はアゼリアヒルズ1階。
2018(平成30)年、大阪・関目に1号店をオープンし、現在では直営店・フランチャイズ(FC)店合わせて全国に21店舗を展開するラ・パン。東北初出店となる仙台本店は「WFIT Planning」(宮城野1)が運営する。元東北楽天ゴールデンイーグルス投手でパン好きという長谷部康平さんが店長を務める。
販売する食パンは「クリーミー生食パン」のみ。卵やイーストフードを使わず、世界中から選んだ小麦粉に数種類の乳製品、蜂蜜を混ぜ込んで作る。「乳の優しい香り、ほんのり甘くてクリーミーなコク、やわらかな口溶けが特徴。独自の製法を用いて耳まで柔らかく仕上げている」と広報担当者。Sサイズ(1斤=440円)、Mサイズ(1.5斤=660円)、Lサイズ(2斤=880円)を用意する。
店から車で5分ほど場所に構える工房で製造し、専用トラック「ラ・パンカー」で店に届け販売する。現在の販売時間は焼き上がりに合わせて、11時~、14時~、17時~の1日3回。各回150~200本を販売し、売り切れ次第終了。1人当たりの購入制限は設けない。
「青森のふじりんご」(630円)、「山形のラ・フランス」「紀州の南高うめ」(以上680円)、「瀬戸田のレモンマーマレード」(730円)、「紅茶&ミルク」(860円)など、素材にこだわった無添加のオリジナルジャム12種類も販売する。
客単価は800円~1,000円。オープンから1カ月がたち、パン好きの女性、会社員、家族連れ、年配者など10~70代が利用しているという。平日・休日共1日500本以上を売り上げ、完売が続いている。自宅用や土産用など複数購入する客が多いほか、オフィスビルということもあり、営業先への手土産に4~5本購入する会社員もいるという。リピーターも多く、2日に1回来店する客もいる。要望の多い予約販売も今月中に始める予定。
担当者は「食パンといったらラ・パンと一番に言ってもらえるように、スタッフ一同頑張っていきたい」と話す。
営業時間は11時~19時(売り切れ次第終了)。11月には店内に併設カフェをオープンする予定。