仙台・宮城の食材を使った巻きずしをテークアウト販売する「海苔(のり)巻き長吉(ちょうきち)」(仙台市太白区長町5、TEL 022-281-8211)が6月2日、JR長町駅の商業施設「tekute(てくて)ながまち」にオープンした。
仙台市内で地元居酒屋「へそのを」4店舗を展開するココロ・コーポレーション(青葉区春日町)の新業態。担当者は「居酒屋で普段から出している恵方巻きやのり巻きが好評を頂いており、宮城・仙台を巻き込んで、日本の食文化でもあるのり巻きを中心においしい自然の恵みを食卓にもお届けできればと思い(新業態を)始めた」と話す。
コメ(無農薬ササニシキ)は石巻市の「田伝むし」、ノリは塩釜市の「東商店」、鮮魚は塩釜市の「カネミヤ商店」、いなりずし用のお揚げは亘理郡の「豆達人」、卵は蔵王町の「竹鶏ファーム」から仕入れるなど、地元の食材を使う。
のり巻き(太巻き)は、「竹鶏の玉子(たまご)」(120円)、「アボカドさらだ」(140円)、「〆鯖(しめさば)香り」「牛たん味噌(みそ)」(以上170円)、「鰻(うなぎ)蒲(かば)焼き」(180円、以上1貫)、マグロ・タイ・イクラ・蒸しエビ・サーモン・シイタケ・卵焼きなどを巻いた「長吉巻き」(半分=1,100円、1本=2,000円)など、常時8種類程度をそろえる。
「おいなりさん」(1個80円)、「助六弁当」(500円)、旬のネタを使った手まりずし「伊達手毬(だててまり)」(9個=1,500円、16個=2,700円)、魚介・珍味を細巻きにした「海宝一口巻き」(24個=1,500円)などのほか、「ポテトサラダ」(400円)、「長吉出汁(だし)の玉子焼き」(560円)などの総菜も販売する。父の日などのイベント商品や季節の商品も随時提供していくという。
想定客単価は1,000円。近隣に住む主婦やファミリー層、通勤や出張で駅を利用する会社員を主なターゲットに掲げる。担当者は「普段使いにもハレの日のお祝いやお土産にもぴったりののり巻きを用意しているので、利用いただければ」と呼び掛ける。
現在の営業時間は10時~20時(施設に準ずる)。