仙台出身のスパイス料理研究家・印度（インド）カリー子さんとカジュアルイタリアン「Tooooo Lemon（トゥーレモン）」（仙台市青葉区北目町）のコラボによるカレーとチャイのテークアウト・デリバリー専門店「Chai Lab.（チャイラボ）」（TEL 022-302-6899）が4月17日、同店内にオープンした。

「レモンチキンカレー」と「モノブルーチャイ」

　トゥーレモンを運営するトゥーイート（同）社長の柴田一生さんは「大阪や東京では数年前からスパイスカレーがブームになっており、仙台でもスパイスカレーの業態を作りたいと思ったのが始まり。その後印度カリー子さんの存在を知り、コラボしたお店を作りたいという創業当初からの思いがかなった」と話す。

　当初は4月上旬に別の場所でイートイン店舗のオープンを予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大状況を見て変更。「こういう状況だからこそおいしいスパイスカレーを多くの方に食べてもらいたいというカリー子さんの思いと、家庭の食卓と飲食業界を少しでも明るくしたいという当社の思いが合わさり」（柴田さん）、この形での出店を決めた。

　メニューとレシピは印度カリー子さんが監修。カレーは、シンプルながらもスパイスを効かせたチキンカレーと豆カレーに、3種類の副菜（モージュ、クミンマリネ、サブジ）を添えた「カリー子BOX」（1,400円）、レモンでさっぱりと仕上げた甘口の「レモンチキンカレー」（1,000円）、コフタカレーやホウレンソウカレーなど日替わりの「本日のカレー」（1,000円～）の3種類を提供する。

　チャイは、アッサムティーとスパイスで作る「マサラチャイ」、女川町の日本茶フレーバーティー専門店「OCHACCO（オチャッコ）」の茶葉を使った「モノブルーチャイ」「モノルージュチャイ」（以上600円）の3種類。アイスとホットがあり、アイスにはチーズソースをのせる（チーズソース抜きは100円引き）。10種類のスパイスを使いジューシーに焼き上げた「タンドリーチキン（2個）」（500円）や、スリランカの黒糖プリン「ワタラッパン」（300円）も用意する。

　柴田さんは「こういった形でオープンすることは悩ましい判断だったが、お客さまとスタッフの安全確保を行うことを優先し、少しでも多くの方に食で楽しんでもらいたいと思い決断した。事態が落ち着き次第、通常の店舗営業でグランドオープンを目指したい」と意気込む。

　営業時間は11時30分～20時。火曜定休。配達エリアは店舗から3キロ圏内だが、それを超える場所でも相談に応じる。配達料は別途500円。トゥーレモンのデリバリーメニューも合わせて利用できる。