JR東日本仙台支社は新型コロナウイルス感染症対策として4月20日、在来線列車のドアの自動開閉を始めた。
仙台支社が管轄する在来線では、車内の温度管理を目的に押しボタン式のドア開閉を行っている。新型コロナ対策としてこれまで折り返し駅で車内換気を行ってきたが、停車する全ての駅で換気をするため自動開閉に切り替えた。
対象となるのは、仙台支社管轄のワンマン列車を除く在来線。期間は「当面の間」で、ドア付近に乗車している際の注意を呼び掛ける。
仙台市交通局でも地下鉄・バス車内での換気に取り組む。地下鉄では朝夕の混雑時に南北線1両につき2カ所の窓を3センチ程度開けて換気(雨天時は閉める)。東西線は窓が開閉できないため、強制換気装置を稼働する。
バスは営業運行中、右側前部と左側後部の2カ所の窓を5センチ程度開ける(雨天時は閉める)。バス停に停車した際や駐車場・回転場などでの待機中は前扉と中扉を開けて換気する。換気扇が装備されている車両は適宜換気扇を使う。
仙台市交通局では「車内換気をした場合、車内温度が低下し寒く感じることもあるが、感染防止の趣旨を理解いただき、協力をお願いしたい」と呼び掛ける。
現在、観光巡回バス「るーぷる仙台」は全便運休している。