宮城県は新型コロナウイルス感染症対策として現在、コミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」を利用した相談・情報提供サービス「宮城県-新型コロナ対策パーソナルサポート」を提供している。
県では2月4日から、新型コロナウイルス感染症に関する一般電話相談窓口(コールセンター)を設置し、県民からの相談に対応している。相談窓口を広げようと3月30日、LINE(東京都新宿区)の協力を得て、アプリを利用した相談・情報提供サービスを始めた。新たな相談・情報提供手段として、若い世代にも活用を呼び掛ける。
「宮城県-新型コロナ対策パーソナルサポート」のLINEアカウントを「友だち」追加し、年齢や基礎疾患、現在の体調など自身の状態を回答すると、受診の必要性、相談センターの連絡先、必要な対策など一人一人に合わせた情報が返ってくる。その後に発熱や強いだるさ・息苦しさの症状が現れた場合の対応も確認できる。
チャットボット(自動応答技術)を活用し、最新情報の提供や「よくある質問」の回答も行う。LINEヘルスケアが提供するオンライン健康相談で医師への無料相談もできる。
県では収集・蓄積したデータについて、大学や学術団体などと連携して分析を行い、実態把握や公衆衛生学的に有効な対策の検討につなげるという。