コーヒーロースタリー&カフェ「COFFEE HAUS(コーヒーハウス)」(仙台市太白区富田字京ノ南、TEL 022-738-8205)がオープンして1カ月がたった。
太白区富沢のコーヒー専門店「ほの香」の姉妹店として1月11日にオープンした。オーナーの高橋周平さんはコーヒーマイスターの資格を持ち、バリスタやロースターが参加する競技会に出場するうちに「もっとおいしいコーヒーを作りたい、コーヒーの魅力を伝えたいという気持ちが強くなった」という。「心地よい癒やしのコーヒータイムを提供する」ほの香とは別に、「コーヒーのおいしさだけではなく、楽しさを多くの方に感じてもらえる店」として新店を開いた。
「モダン&アンティーク」をコンセプトに、「15世紀のコーヒーハウスと最新のコーヒーシーンの融合が生み出す居心地の良い空間と好奇心あふれる体験を提供する」と高橋さん。英国のチューダー様式を模した店舗で、店内も英国のコーヒーハウスをイメージし、ノスタルジックな内装に仕上げた。店舗面積は20坪、席数は22席。1960年代のドイツ製焙煎(ばいせん)機「OLD PROBAT L-12」を備えた焙煎所も併設する。
「豆の個性を十分に発揮すること」と「甘く余韻の長いコーヒー」にこだわって高橋さんが焙煎するスペシャルティコーヒーは、「ハウスブレンド」(500円)、「カフェインレスコーヒー」(550円)、「本日のスペシャルティコーヒー」(600円)など5種類。抽出方法はサイホン・アメリカンプレス・エアロプレス・ハンドドリップの中から選べる。「サイホンだと軽めで華やか、アメリカンプレスだと甘く重さが出るなど、入れ方で口当たりが変わる」という。
「エスプレッソダブル(本日の特選豆使用)」(480円)、「フラットホワイト」(530円)、「自家製ラズベリーシロップのカフェラテ」(650円)などのエスプレッソや、「葛巻町の低温殺菌牛乳ホットミルク」(400円)、「ハーブティ(カモミールorレモンバーベナ)」(各550円)、「カスカラティ(コーヒーの果実茶)」(580円)なども提供。
マフィン(400円)、キャロットケーキ(440円)、ティラミス(500円)、クロックムッシュ、クロワッサンサンドイッチ(以上580円)など地元食材を中心に使った自家製スイーツやフードも用意する。
メインターゲットは20~40代、客単価は1,100円。「コーヒーに対して良くも悪くも先入観のない世代に楽しさを伝えたい。コーヒーを家庭や職場で気軽に楽しむ方が増え、そこにだんらんが生まれることで人生が豊かになり、最終的に地域が元気になるきっかけになれば」と高橋さん。「コーヒーは難しくない、ただただおいしく楽しい飲み物。コーヒーや豆のこと、保存の仕方など、気軽に質問していただければ」と呼び掛ける。
営業時間は10時~18時。火曜定休。