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宮城県美術館でピカソ展 ルートヴィヒ収蔵作品など80点、ポートレートも

「ルートヴィヒ・コレクション ピカソ展」会場の様子

「ルートヴィヒ・コレクション ピカソ展」会場の様子

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 宮城県美術館(仙台市青葉区川内元支倉、TEL 022-221-2111)2階展示室で10月31日、特別展「ルートヴィヒ・コレクション ピカソ展 アートの冒険者 ピカソの素顔」が始まった。

立体作品やピカソのポートレートも

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 20世紀を代表する画家パブロ・ピカソ(1881~1973)の魅力を多面的に紹介する同展。世界有数のピカソコレクションを有するルートヴィヒ美術館(ドイツ)の所蔵作品を中心に、国内6館の所蔵品を合わせた油彩・版画・彫刻・陶芸作品など約80点を展示。ブラッサイ、マン・レイ、ロベール・ドアノーなど有名写真家によるピカソのポートレート45点も展示する。

 主な展示作品は、「貧しい食卓」(1904年、宮城県美術館)、「手を組んだアルルカン」(1923年)、「読書する女の頭部」(1953年)、「アトリエにて」(1964年)、「銃士とアモール」(1969年)、「接吻(せっぷん)」(1969年、以上ルートヴィヒ美術館)、「編み物をする女とそれを見る人」(1970年、香川県立ミュージアム)など。

 開催初日から家族連れやカップル、学生や年配者など幅広い層が来館。「パブロ・ピカソは20世紀の巨匠と呼ぶにふさわしい画家といわれている。彼の創始したキュービスムは、ルネサンス以来最大の造形革命とされ、その旺盛な探究心から生み出された作品数は数万点にも上る」と同展担当者。「その一方でピカソは貧しい人々や旅芸人といった社会的弱者の心情に寄り添った作品も描いている。本展はそうした彼の一面にも注目する展覧会となっている。著名な写真家たちが撮影した作品と併せて、多面的なピカソの素顔を感じていただければ」と話す。

 開館時間は9時30分~17時(発券は16時30分まで)。月曜休館(11月23日は開館、翌24日休館)。観覧料は、一般=1,500円、学生=1,300円、小・中・高校生=800円。12月23日まで。

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