NECソフトウェア東北(仙台市青葉区一番町1)は、パーソナルロボット「PaPeRo」(パペロ)のアイデアを競うイベント「PaPeRoアプリーケーションチャレンジin東北」の参加者を募集している。
「PaPeRo」は、「人のパートナーとして、家庭で共に暮らすことのできる存在」を目指してNECが研究・開発を行う試作ロボット。全高=385ミリ、重さ=5.0キログラム。頭なで検出センサー、CCDカメラ、音声認識用マイク、超音波センサー、段差センサー、ワイヤレスモデムなどを内蔵し、車輪で移動。人とのコミュニケーションを可能にするため、最新の顔認識技術や音声認識技術を採用し、接し方による行動変化や命令がない状態での自律行動など、高度な基本性能を併せ持つ。
同イベントは、各専門分野の大学とのコラボレーションによって多角的な研究を進める同社が、ユーザー視点でのアイデアを広く集めるために開催する。募集内容は、2010年の「PaPeRo」を想定し、「どのような企業が、どのような人向けに、どのようなシーンにおいて、どのようなサービスを提供すると『PaPeRo』が役に立つことができるのか」という視点でのアイデア。年代を特定したのは、現在または近い将来に利用可能な技術を想定したアイデアのみに限定するため。審査委員長は、東北大学の瀬名秀明特任教授が務める。
応募締切は、ワークショップ部門=10月22日、一般部門=11月30日。同機は同社ビル1階の「仙台PaPeRoセンター」で一般公開されている(要予約)。