仙台市青葉区のギャラリー「東北工業大学一番町ロビー」(仙台市青葉区一番町1、TEL 022-723-0538)で11月19日、「東北イラストレーターズクラブ展」が始まった。
仙台を拠点に活動するイラストレーターの団体「東北イラストレーターズクラブ」が毎年開催する同展。15回目となる今年は「GREEN」をテーマに、作家24人による水彩画・切り絵・クラフト・立体物など25作品を展示する。「癒やし・生命・安心感などさまざまなイメージが思い浮かぶ「グリーン」は、杜の都・仙台や東北の豊かな自然を連想させる色でもある。そうした地域性も意識して今年はこのテーマに決めた」と同クラブ広報担当の星澤初美さん。
20日には、同クラブ在籍のコミックおやじさん、佐久間誉之さん、佐々木洋子さん、村上かつみさん、千田瑞恵さん、古山拓さんによる「ギャラリートーク」を開催。作品の解説やそれぞれの画風・技法に至った経緯などを披露し、来場者の質問にも答えた。
トークと同時進行で、コミックおやじさんと武田卓さんによるライブドローイングも実施。黒・白・緑の紙テープを使用して、壁・床・窓ガラスに同展のシンボルツリーを作り上げた。作品は会期中会場に展示し、来場者が描く「葉」を付け足して「日々新しい作品にしていく」という。
「テーマに対するそれぞれの解釈や個性を楽しんでいただければ」と星澤さん。「イラストレーターの仕事は一般の方に知られる機会が少ないので、展示を見て少しでも私たちの活動に興味を持ってもらえたらうれしい」と期待を寄せる。
開催時間は10時~20時(最終日は19時まで)。木曜定休。入場無料。12月1日まで。