仙台市青葉区の錦町公園(仙台市青葉区本町2)で9月18日、「仙台オクトーバーフェスト」が始まった。
2006年に初めて開催され、秋の恒例となった同イベント。昨年は開催10日間中8日間が雨に見舞われ、動員数は目標を下回る2万5千人にとどまった。今回の動員目標は10日間で5万人。「シルバーウィークと重なり、天気も良さそうなので期待している」と同実行委員会広報担当者。
会場にはイベントのシンボルとなる大型テントとオープン席、販売ブース、ドイツの楽団や県内のグループによるライブが行われる特設ステージを開設。席数は、テント席=600席、オープン席=600席。今年はテントを拡大して特設ステージをテント内に収めたほか、販売ブース前に人工芝を設置するなど雨対策も万全。利用者の声を反映し、ゆっくりと販売ブースを回ったり席を離れて踊ったりできるようにとコインロッカーも設置した。
メーンのビールは、ドイツの銘柄を中心に国内外の30種以上を用意。主なドイツビールは「エルディンガーヴァイス」「エルディンガー ヴァイスビア デュンケル」(各1,300円)、「ビットブルガーピルス」(900円)など。「奥州仙台六十二万石 ダーク・ラガービール」「発泡酒スパークリングフルーツ 苺ビール」(各800円)、「ZUMONA クリスタル・ヴァイツェン」(700円)など東北の地ビールや、ワイン、日本酒も販売する。
フードは、ソーセージやハムなどのドイツ料理のほか、宮城や東北の食材を使用したメニューを提供。各種ドイツソーセージと骨なしアイスバイン、ジャーマンポテト、ザワークラウトが一つのプレートになった「ジャーマンプレート」、3・4人前サイズの「1キログラム・アイスバイン」や「1メートル・ぐるぐるソーセージ」(各2,000円)、仙台の人気ソーセージ店「グルックル」(栗生7)の盛り合わせプレート(2,500円)、平田牧場の三元豚を使用した「炭火ステーキ」(1,200円)など。担当者は「ドイツと宮城のソーセージの味比べも楽しんでいただければ」と話す。
初日は晴天に恵まれ、友人グループやカップル、連休前で仕事を早めに切り上げた会社員などが続々と来場。急速に秋めいてきた空の下で、にぎやかに「杜の都のビール祭り」を楽しむ様子が見られた。
開催時間は12時~21時(木曜・金曜は16時から)。今月27日まで。