仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会事務局は3月8日、仙台・宮城観光PRキャラクター「むすび丸」が県内を旅する動画「仙台・宮城 結び旅」をユーチューブで公開した。
県では「来る人も迎える人も笑顔になってほしい」との思いを込め、「笑顔咲くたび 伊達な旅」をキャッチフレーズにした観光キャンペーンを2012年から展開。「人と人の絆が復興へのエネルギーであり、地域の方々の感謝の思いを伝える映像をきっかけに、再び三度と本県に訪れてほしい」(同事務局担当者)と今回、動画を制作。今年4月~6月に開催する「仙台・宮城『伊達な旅』春キャンペーン2014」のPRも兼ねる。
テーマは「おむすび」=「人と人を結ぶ」。むすび丸がおもてなしに取り組む地域の人々の思いを伝えるため、農家レストラン、松島、被災した海辺の町、温泉旅館、仙台市中心部を旅する内容。2013年10月~2014年2月に加美、白石、松島、気仙沼、仙台の5エリアで撮影を行った。
映像では各地域で暮らす人たちの営みにスポットが当てられている。「それぞれの場所で日々生きる人々の暮らしの中を旅するむすび丸の目に映るものは、仙台・宮城の人々のおもてなしの心。地域に根付くおもてなしの心をそのまま映像にした」と同担当者。
動画の再生時間は約15分。「観光PR動画としては物足りない方もいらっしゃるかもしれないが、震災後、私たちは『人』こそが、その地を訪れるきっかけであると思い知った。そうした人たちからの感謝の思いを、全国、世界中の方にお伝えできれば」と同担当者。
公開日はむすび丸7歳の誕生日(3月8日)に合わせた。「むすび丸も仙台・宮城でお待ちしている。ぜひ仙台・宮城に訪れて、新たな縁が結ぶ『笑顔の花』を咲かせていただければ」と呼び掛ける。