仙台市青葉区の勾当台公園市民広場に12月10日、屋外アイススケートリンク「Sendai Winter Park(センダイウインターパーク)」が期間限定でオープンした。
「SENDAI光のページェント」の関連企画として2008年に初めて開設された同リンク。昨年は約1万4千人が利用するなど、毎年多くの家族連れやカップルなどでにぎわいをみせる。
会場の中央に、長さ26メートル・幅17メートルのスケートリンクを設置。リンクを囲むように、屋内休憩所、3つの展示ブース、4つの飲食ブース、イルミネーションを施した特設ステージを設ける。「市民広場全体をプロデュースし、洗練されたデザインに生まれ変わった」(広報担当者)。
中でも今年の目玉は、東北生活文化大学高校の美術部員100人が制作を手掛けた「光の巨大壁画」。「杜の光」をテーマに、3,500個のLEDで長さ30メートル・高さ2.7メートルの壁画を作り上げた。「ウィンターパークの象徴となるものがほしいと考え、高校の美術部門で数々の賞を取っている同校の美術部に製作を依頼した」(同)。
オープン初日から大勢の市民や観光客が訪れ、3日間で延べ2,245人が利用。同担当者は「日本のフィギュアスケート発祥の地にふさわしい、新たな仙台の冬の風物詩となったと感じている。ぜひお誘い合わせの上、滑りに来ていただければ」と来場を呼び掛ける。
利用無料(貸し靴料金は600円)。営業時間は12時~21時。今月28日まで。期間中は小学生対象のスケート教室を開くほか、最終日は男子フィギュア世界ジュニア選手権で優勝した東北高校の羽生結弦さんが来場予定。