仙台市青葉区の一番町4丁目商店街で12月23日、「お菓子の家作り」のデモンストレーションが行われ、買い物客や光のページェントに向かう人たちの足を止めていた。
このデモンストレーションは、仙台市青葉区にある明星高校調理科の学生らによるもの。同校は「地域に根ざした食育」を掲げてさまざまな活動を行っており、「お菓子の家作り」もその一環。街を歩く人にクッキーを手渡し、スポンジケーキの屋根に乗せてもらうことで市民とともに「お菓子の家」を作った。
学生らはその後、せんだいメディアテーク前に場所を移動。この日だけで500人以上の協力を得、スポンジケーキの屋根はたくさんのクッキーで埋まった。完成した「お菓子の家」は、地域のイベントなどで展示するという。
同校3年の林修史さんは「街を歩く人が笑顔で協力してくれてとても嬉しい。このような活動を通して、食の大切さと温かさを伝えていきたい」と話していた。